【ヘンルーダ】

1A:
銀の十字架 魔除けの芳香
静かに待つは 艶美な獣
逃げたがる足を誓いで縛り
聖なる剣に縋りつく

1B:
私の力が及ばぬ時は
守っておくれヘンルーダ
誰より愛したあの人を

1C
窓をすり抜け降り立つ煙
魅惑の瞳に屈しはせぬと
赤と銀色の刃が絡む
勝たねば堕ちる三度目の夜

2A:
聖なる水と 祝福の剣
当たらなければ 意味など無いと
血色の瞳が妖しく歪む
頼りの護符が砕け散る

2B:
身体の自由を奪われてなお
向こうて来るか弱き者
殺してしまうは惜しい者

2C:
歪む唇浮かぶは愉悦
鋭い痛みが何故後ろから!?
鼻腔にたゆたうヘンルーダ
我が身を侵す不浄の快楽

3A:
左の手に杭 右手は小槌
新たな使命に 流るる涙
教会の鐘は大気に溶けて
弔う丘にただ一人

3B:
愛しき人との間には
邪魔でしかないヘンルーダ
別れを告げよう陽の光

3C:
幾千年の時を過ごして
揺るぎもしない君への想い
血色の瞳に銀色の髪
ただ穏やかに笑い合う夜





◆ここから下は、別Verのラストです◆


3B:
思い出す君の囁きは
永久に二人で過ごしましょう
棺に残したヘンルーダ


3C:
紅い瞳で微笑んで
私を貪る君への想い
今度は私が囁こう
共に来世へ向かいましょう

3D:
一本の杭に繋がれた
二人が浮かべる至福の微笑・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【ヘンルーダ】

物語系の歌詞を書いてみました。
題材は吸血鬼です。

閲覧数:133

投稿日:2010/03/07 13:39:49

文字数:592文字

カテゴリ:歌詞

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