A
月出でてこぬ丑三つ時や
青い焔揺れる夕暮れ時
皆酔いしれて宴に終わる
垣間見る夢は舞い散りぬ桜
B
仰げ 仰げ 鎖も無く歌え
名もない丘翔る小鳥のやう
今なお移り行く景色を捉まえて
啼けよ叫べよ宵明星
S
踊れ 踊れ 咲き誇れ蝶
散り行くならせめてその刻まで
光れ 魅かれ 舞い上がれ蝶
鱗粉を月夜に曝しながら

A
紫雲のたなびきたるに
薄き日濡れる朝露の瞳
皆狂い我を忘れてゆく
水の滴る胡蝶紅に浸かる
B
留まれ 留まれ 爪紅の先
行き場のない翅私におくれ
また同じ過ち繰り返し果てには
袖を振って新月へと
S
咲かせ 咲かせ 飛び交えや蝶
消えゆくなら全てその刻まで
響け 陽引け 舞い踊れ蝶
両翼を熱さに焼かれながら

B
一人 独り 囁き歌え
名もない者嘆く蛹の背に
まだ同じ舞踊繰り返しながらまた
哭けよ叫べよ宵明星
3S
踊れ 踊れ 咲き誇れ蝶
死に行くならせめてその刻まで
探せ 捜せ 僕だけの舞台
その身全て捧げて舞えや胡蝶


A
つきいでてこぬ うしみつどきや
あおいほのお ゆれる ゆうぐれどき
みな よいしれて うたげにおわる
かいまみるゆめは まいちりぬさくら
B
あおげ あおげ さもなくうたえ
なもないおか かける ことりのよう
いまなおうつりゆく けしきをつかまえて
なけよさけべよ よいみょうじょう
S
おどれ おどれ さきほこれちょう
ちりゆくならせめて そのときまで
ひかれ ひかれ まいあがれちょう
りんぷんを つきよに さらしながら

A
むらさきくもの たなびきたるに
うすきひ ぬれる あさつゆのひとみ
みなくるい われをわすれていく
みずのしたたるこちょう あかにつかる
B
とまれ とまれ つめべにのさき
いきばのないはね わたしにおくれ 
またおなじあやまち くりかえしはてには
そでをふって しんげつへと
S
さかせ さかせ とびかえやちょう
きえゆくならすべて そのときまで
ひびけ ひびけ まいおどれちょう
りょうよくを あつさに やかれながら

B
ひとり ひとり ささやきうたえ
なもないもの なげくさなぎのせに
まだおなじぶよう くりかえしながらまた 
なけよ さけべよ よいみょうじょう
3S
おどれ おどれ さきほこれちょう
しにゆくならせめて そのときまで
さがせ さがせ ぼくだけのぶたい
そのみすべて ささげて まえやこちょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

胡蝶舞踊

「人目に付かぬ場所で一人舞う私は、胡蝶」
そんな少女のイメージです。


一部、漢字本来の読みとは違う読みになるようつくった部分もあります。
漢字交じりの詞の下のほうへ、仮名のものを書かせていただいております。
(全体文字数は合わせられている…と思いますが、分割が若干初期設定数とは違う箇所が多く御座います)

閲覧数:1,292

投稿日:2015/05/22 01:55:44

文字数:1,004文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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