ボカロ×剣×魔法のファンタジー3「ボカロニア」

投稿日:2013/12/17 15:05:56 | 文字数:3,752文字 | 閲覧数:203 | カテゴリ:小説 | 全3バージョン

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はいはい続きの新作でございます。

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ジョウはミク抱えて走った。正直ボーカロイドを人とロボットの中間のように捉えていたジョウはミクの軽さに驚くと同時に、今の状態でも運ぶことができそうだと安心していた。
いわゆるお姫様抱っこの形でミクを抱えたまま、なんとか研究所にたどり着く。

研究所では博士が待っていた。

「ジョウ君、すまないがミクをそちらのベッドに寝かせてくれ。」
そう言われ、ジョウはミクを様々な機器の取付られているベッドの上にミクを寝かす。

「ジョウ君・・・迷惑をかけてすまない・・・。」
博士がすまなそうに言う。

「!!
とんでもない!!俺一人では・・・・・殺されてました・・・・・
ミクちゃんがこんなことになってしまったのは俺のせいです。
本当にすみません。」
ジョウは全ては自分の責任だというような面持ちでつぶやく。

「どうやらあの武器は実用段階にはまだ早かったようだ。
まあでも、今ミクは極度の疲労状態にあるようだが、明日には普通の生活ができるくらいまでは回復できるだろう。
ボカロンとの戦闘に行くにはもう少しかかるだろうが・・・」
「ミクだけでは確実にやられていただろう。お互い様だよ。
それにミクは私の所有物ではない。意思を持つ一人のボーカロイドなんだ。
本人に直接言ってあげてくれ。そのほうが喜ぶだろう。」

次の日、午前11時30分・・・・
「んん・・・・・ん・・・」
ミクが目を覚ます。

「ミクちゃん!!良かった・・・・心配した・・・・
もしかしたら・・・・・」
ジョウが珍しく泣きそうな顔で言う。

[ジョウ・・・・さん・・・」
「ジョウくんは寝ずにずっとミクのそばで看病してくれていたんだよ。」

博士が言う。
「ごめんなさい・・・・おれが・・・俺がもっとしっかりしていたら・・・」
「いえ、ジョウさんのせいじゃない、ジョウさんがいなかったら私は・・・」

「ありがとう・・・とにかく今はしっかり休まないと。何か食べたいものある?」
「えっと・・・、白髪ネギと九条ねぎ、万能ねぎにそれから・・・・下仁田ネギ!!
急に元気になったミクを見てジョウは笑う。それを見てミクも笑う。
二人のあいだで何度も笑いが感染しあい、しだいに大きな笑い声と変わっていく。
なんとも和やかな青春の1ページ。
その横で一人なんとも場違いな馬鹿笑いしているものが一人・・・

「あっはっはぁ、ジョウくん・・・んっふっふっミクに食べたいもの聞くとか・・・あっはっは、いっひっひひーーねぎって答えるに決まってんじゃあっはっはっはーーー・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・、ふぅ~」

・・・・・・ほっとこう。
「ネギ!!ネギだねっ!待ってて、みくちゃんっ!!」
そう言ってジョウはすぐに駆けていく。

それにしても、ボカロニアの技術はすごい。先程博士が使ったように物資の転送ができる。安全性を中心とした諸事情から、生物の転送には使えないが、最近では植物の転送も可能になってきている。それでもやはり転送には基本的に資金と時間がかかるので(基本と言うのは例外があるからで、先ほど博士が使ったものは例外に当たる)家まで転送するというわけにはいかないのだが・・・・
よってジョウはデパートに走った。シティバリア最大のデパートに行けばそれらのネギはすぐ手に入るだろう。ただし問題は・・・・ジョウがネギを大嫌いだということだ。
ネギ売り場についたジョウ。ネギの臭いに思わず顔をしかめる。
・・・これも・・・・ミクちゃんのためだ!!
意味不明な決意をしネギ売り場に飛び込む。そして涙を流しながらご所望のネギを探していく。
「・・・ない・・・・ないっ!!万能ねぎが・・・」
世界中からネギが集められている。大量のネギはきちんと整理して並べてあるが、それでもやはり目当ての種類のネギを見つけることは難しい。
もう諦めてしまおうか・・・このままでは俺の体はもう・・・・
そんな声が頭の中で響く、
しかし・・・
「負けるかぁー!!」
ジョウはミクへの気持ちでその気持ちをはねのけ、もう一度万能ねぎを探す。
それから数分後、
「あった!!」
なんとか万能ねぎを見つけたジョウはフラフラになりながら研究所へ戻ったのであった。
さて、その時には既に時計の針は3時を指しており、それからジョウが大嫌いなネギと格闘しながら料理を完成した時には、5時をとっくに回っていた。
ちなみに献立は
ネギの塩焼き ねぎのそてー ネギのサラダ ネギの煮付け ネギのみ味噌汁
ほか多数おおよそネギそのままとしか呼べない代物だったがミクの目はキラキラと輝き、もう我慢できないとばかりものすごい勢いで食べ始めた。
精魂尽き果てた表情をしていたジョウもその光景を見てホッとしたような表情を浮かべている。それから・・・・
「はいっ、ジョウさん、あ~ん・・・・」
的な光景が出現。
こんな美味しいものをジョウが食べないことに対して好意でミクのとった行動。
別に他意はなかった。いわゆる男子の喜ぶことをしようとしたわけではなく自然とこうなった。なんとも羨ましい・・・・はずなのだが・・・
「い、いやっ!!それはミクちゃんのために作ったのだから・・・
全部みくちゃんが食べて・・・・それなら博士に・・・」
なんとも情けないようすのジョウ。
「こんなに美味しいのに勿体無いよ。」
そう言ってそのスピードを生かしジョウが反応できない速度でジョウの口内へとネギの塩焼きを投下する。
「・・・・ぐっ!!・・・・・・・・・」

なんともありがたいシチュエーションにジョウはそれなりの喜びを感じながら・・・地獄へ落ちていった。
後日、ネギは甘酸っぱい味がした。
的な何か青春の出来事を語ったジョウ氏ではあったが、とにかくその日のうちにジョウが目を覚ますことはなかった。

そんなこんなでジョウとミク、博士たちは何やら仲良くなっていった。結果ジョウはミク達と研究所に住むことになった。それまでは少し離れた自宅から、歩いて研究所までやってきていたが看病したりのうちに住み着いてしまった。研究所は案外広くジョウの部屋には別に困らなかったのだがジョウが持ち込んだのはいくつかの衣服と装備道具程度だった。服装には興味がなく、特に趣味といったことはないらしい。
しかし、博士は気づいていた。といっても夜中眠れずに研究室のほうに向かっているときに偶然ジョウを発見しただけなのだが・・・・

今日はなかなか寝付けない・・・特に何かがあったわけではないがときどき胸がざわついて眠れない時がある。
少し散歩でもしようかと思って広間のほうに行った。
・・・黒い影が動いているのが見える、研究室には重要な資料もあるが、セキュリティはかなり厳重にされているし影は動いているのに物音が一切しない・・・・・とすれば・・・・

もちろんジョウしかいない・・・・とはいかず、

「ゆ、ゆうれい!?」

そう、博士は泥棒よりジョウよりも先に幽霊の可能性を受け入れたのだった。
博士というからにはかなり科学的な思考回路を持つはずなのに・・・
と突っ込みたくなるが、しかしながら人知を超えた「生物」を生み出した彼だからこその発想と思えばそう思えないこともないかもしれないけどやっぱり無理があるのかもしれないかもしれない、ないかもしれない。
しかし彼がそこで騒いだりせずにただじっと観察していたという点においてはさすが研究者というか変人だというか・・
まあ、その影が剣やらをあさって外に出て行く時点で、それがジョウだと理解した博士ではあるがそこまでに約3分
「お化けなんて怖くないさ」
と、じぶんに言い聞かせること16回情けないというか好奇心旺盛というか・・

・・・こんな時間に何をしているのだろう?
とりあえず少しあとをつけてみよう。

そう思って博士はあとをつける。そのさきでみたもの・・それは・・


「はぁぁぁぁぁあああっ!」

「ぐっ・・」

「だぁあ!!」

見えない相手に向かって剣を振るうジョウがそこにいた。
二本の剣を同時に違う方に振り回しながら、疾走する、かと思うと次の瞬間には剣を眼前でクロスさせ防御の姿勢を取る。
そしてそう思ったときには片方の剣で受け流し、もう片方の剣で斬りかかっている。一人で訓練しているとは思えないような動きを繰り返す。暗闇の中でジョウの小さな息づかいと、声、そして剣が空を切る音だけがほぼとぎれることなく続き、目が離せない。

ジョウがその特訓を終えたのは朝の4時、ジョウがいつも起き出す6時の2時間前だった。

ちなみに博士はジョウが戻ってくるタイミングでなぜかものすごく慎重に、部屋に戻りそれから眠りについたのだが、いつも7時に目を覚ますのにその日は9時まで寝ていたらしい。
ジョウはいつも通りに起きていたというのはミク情報だ。

天才は1%のひらめき、または才能と99%の努力というがもっともな話だと博士が思い知る瞬間であった。つまりは1%の才能がなければどんなに努力しても天才にはなり得ず、また天才はどりょくをすることがあたりまえなのだと・・・・・(博士は努力などしていないように見えるが・・)

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できること
・プログラムを少々(C#、C++、AS3、他)
・イラストを少々
・文章を少々(低レベル)
・動画(AviUtlの使い方がわかる程度)
・HPの管理を少々
・音楽(結局素材組んだだけで終わった、、、

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    ジョウがすごい努力家だと知りました~!
    それにしてもミクのエネルギー源ねぎ…半端じゃない量で
    ジョウは毎回苦労しそうですね。
    また読ませてください!

    2013/12/05 15:27:11 From  mirapon

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