硝煙　鉄錆　鉄風雷火
目覚まし　代わりの　早朝爆撃

死神　と踊る　乾いた軍靴　血の染み入る　夏の朝

雨さえ　打ちぬく　戦友諸君
風さえ　引きずる　戦友諸君

泡沫　の皆様　に送るは　赤衣装の　破壊ショー

祈りの丘の　石碑の傍の　少女の亡骸に咲いた花を踏み潰せ

響き渡る　カラシニコフ　ラーラララー　浮かび上がる蛍のように
重ね合わす　カラシニコフ　シャーナナナー　ガイコツのように笑うのさ

轟音　血風　吐きそうだ
陽が落ちる度に　涙が出る

死神　が歌う　湿った空　血で溢れる　夏の午後

頭が　吹きとびゃ　いい方だ
足元　転がる　ローリー・ポーリー

故郷　の皆様　を思うは　一兵卒　我が心
祈りの丘の　石碑の傍に　娘が信じて植えた花を守るため

響き渡る　カラシニコフ　ラーラララー　浮かび上がる蛍のように
重ね合わす　カラシニコフ　シャーナナナー　ガイコツのように笑うのさ

握る　友の　手のひらの　温かさ　ここから入れる保険はない
重ね合わす　手のひらの　頼もしさ　「もう少しだけ」と笑うのさ

朝起きて　すぐに　聞かされた
「お前が家族に言ってやれ」
渡される　友の　ドックタグ
カチャリと冷たい音がした

祈りの丘の　石碑の傍に　娘が信じて植えた花を「踏み潰せ」
響き渡る　カラシニコフ　ラーラララー　浮かび上がる蛍のように
重ね合わす　カラシニコフ　シャーナナナー　ガイコツのように笑うのさ

響き渡る　カラシニコフ　ラーラララー　ガイコツのように笑うのさ
重ね合わす　カラシニコフ　シャーナナナー　「あと少しだけ」と祈るのさ