人の役に立ちたいと言ってた
みんなの中心だったあいつは
いつの間にかステージに立って キラキラ眩しい光浴びて
眩しくって仕方ないな やっぱりあいつはすごいな
何かになりたいと言ってた僕は
みんなの輪に入れなかった僕は
光を浴びるなんてもちろんない
名前なんてない 顔もない
飼育員になりたいと言ってたあいつ
いつも僕のことからかってたあいつは
いつの間にか連絡とらなくなって もう何年もずっと会わなくなって
元気に暮らしてるのかな 生きてりゃそれだけでいいな
何かになりたいと言ってた僕は
いつもいつもからかわれてた僕は
もう死んじゃってなんてもちろんない
そんな勇気ない 何もない
先生になりたいと言ってたあいつ
いつもありのまま笑ってたあいつは
いつの間にか大人になって 笑う顔が綺麗になって
いつかは結婚するんだろうな 僕はまた置いてかれるんだな
何かになりたいと言ってた僕は
なりたい何かがあったはずの僕は
いつの間にやら歳をとって 周りには誰もいなくて
どこで間違えたんだろうな なぁ誰か教えてくれないか
何かになりたいと言ってた僕は
名前も顔もなんにもない僕は
死んでもいない 生きてもいない
何者にもなれなかった僕は
何者かになりたかった僕は
あぁいつの間にか一人だ
あぁ罰みたいに一人だ
妬むことをやめたい僕は
今日も惨めに独り言だ
どうかみなさんお幸せにな
そのくらいは願わせてくれ
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