エピローグ 投じた一石のその先に
活気あふれる黄の国王都中心の大広場を、一人の女性が歩いていた。
太陽の光を浴びて輝く鮮やかな金髪と、双葉のように結んだ白いリボンが目立つ。手には花束と、何かの包みを持っている。お祭り騒ぎに湧く人々と町を誇らしげに、満足気な顔で見ながら足を進めていた。
広場では吟遊詩人の歌や大道芸人が見せる妙技に集まる人、祭りにはしゃぐ子どもなどが賑やかな声を上げ、喧騒が絶えない。
「凄い人だなぁ……」
女性が他人事のように呟いた直後、突然何かが勢いよくぶつかって来た。その衝撃で背中まで伸びた髪と頭上のリボンが揺れる。よろけながらも踏みとどまり、何が起こったのかと女性は周りを見ると、すぐ傍に黒い髪をお下げにした女の子が尻もちを突いていた。
「あ!」
自分にぶつかって転んでしまったと気付き、女性は女の子の前に屈みこんで手を差し伸べた。
「大丈夫? 怪我は無い?」
女の子が手をとって立ち上がったのを確認し、転んだ際に付いてしまった女の子の服の汚れを手で軽く払い落す。
「ごめんなさい」
謝罪を受けた女性は、気にしなくても良いと言ってから優しく注意する。
「お祭りが楽しいのは分かるけど、気を付けてね」
「うん。おねえさん、ありがとう」
女性は一瞬だけ驚いた後、どういたしましてと返した。女の子はもう一度礼を言ってから、両親だと思われる黒髪に眼鏡の男性と茜色で髪の長い女性の元に駆けて行く。それを微笑ましく見送っていると、横から親しげに話しかけられた。
「何か嬉しそうじゃん」
「うひゃあ!?」
予想外に驚かれ、女性に声をかけた人物もびくりと肩を上げる。一拍置いてから女性は早鐘を打つ胸を押さえて振り向いた。
「ネルか……。びっくりした」
「驚き過ぎ。こっちがびっくりしたよ」
ネルが肩をすくめて答える。女性は気が小さいと言われたと思い、唇を尖らせて若干嫌味を込めて言った。
「私がビビリ屋なのは昔からですー。お店忙しいのにどうしたの? サボリ?」
負けじとネルも皮肉を込めて言い返す。
「買い出しついでに休憩して来いってさ。あんたと一緒にしないでくれる?」
平服姿でも高貴な雰囲気を持つ女性に敬語も使わず続ける。
「今日は戴冠式でしょ。何やってんの、リン」
もはや諦めの境地を思わせる口調で言われても、リンは平然としていた。
「細かい事気にしない。まだ時間に余裕があるし」
「確かに余裕はあるけどさぁ……」
広場から見える教会の時計を見て時刻を確認し、ネルは脱力した表情で同意する。戴冠式が始まるのは今から三時間ほど後である。だからと言って、主役が城を離れているのはどうかと思う。
「堅苦しいの嫌いだから、正直サボリたいけど」
「さらっととんでもない事言うな」
リンがぼそっと言った爆弾発言を聞き付け、ネルはすかさず突っ込みを入れる。
「まさに悪ノ娘だね。大臣を真っ向から殴り飛ばしたし」
笑いながら少し意地悪を言ってみると、リンは後半の事に関して思いっきり言い返した。
「あんなの一回だけだよ! 人聞きの悪い事言わないで!」
乱暴者だと思われるとぶつぶつ不平をもらす。
悪ノ娘。最初の頃は嫌でたまらなかったその呼び名は、今ではリンの誇りだった。
大切なものを守りたいと願って行動し、自分や国民に当たり前の日常を取り戻す事が出来た証。レンと共に過ごした思い出として。
ネルは軽く謝ってから、内緒話をするようにリンに尋ねた。
「そう言えば……。大臣何年か前に捕まったんだよね? 緑の国で」
「詐欺で逮捕だってミクから聞いた」
そう答えたリンは、あの日の事を思い出していた。
大臣を殴り飛ばした後、リンはそれ以上攻撃を加える事をせず、毅然と言い放った。
「失せろ、二度と姿を現すな」と。
どうしてその言葉が出たのか、リン自身も分かっていなかった。黄と緑の国民を苦しめ、リンにとってかけがえのない片割れを奪った相手。殺してやりたい程憎かったはずなのに、気が付いた時には口が勝手に動いていて、虚しく装飾品を鳴らして逃げる大臣をわざと見逃していた。
その姿が完全に消えた時、許した訳でもないのに見逃して良かったと思ったのだ。
あんな奴には殺す価値もない。虚栄心が強く、それしか考えていないような男である。あの手の人間にとっては、己の権威が無くなる事が一番こたえるはずだと。
ネル達が大いに盛り上げて興奮した国民はリンが帰って来た事に頭が一杯で、大臣の存在を完全に忘れ去っていた。
「詐欺師にまで落ちぶれて、人知れず捕まって、あの小物にはお似合いの末路だよね」
好い気味だと語るネルに、そうだねとリンは苦笑しながら頷く。ハクの実家で詐欺を働こうとしたが、ハクの両親が通報したのがきっかけですぐに捕まったらしい。幸い被害は無かったとの事である。
「あれからもう六年か……」
その間に色んな事があった。
ミクは自分が生きている事を黄と緑の国民に知らせた後、ハクと共に国へと帰って緑の国の女王となり、国を再興させた。
不当な戦争を仕掛けられたとして報復を行うべきだと声を上げる国民もいたが、リン王女は戦争に一切関知しておらず、黄の国としても不本意であった事。ミクを助けたのがリン王女から命令を受けた黄の国の召使であった事を教えられ、ミクが持っていた命令書が動かぬ証拠となり、新たな戦争は回避された。
騒動が終わった後、リンとレオンはメイコに黄の国の正規兵になってくれないかと声をかけた。メイコはまた旅に出ようと考えていたが、リンと黄の国が気に入っていた事もあり、兵士になる事を承諾した。
それからしばらく経った後レオンが引退を表明し、メイコを親衛隊長に推薦した。最初こそメイコは戸惑っていたが、以前から王都の住民から慕われていた事が自信となり、現在では黄の国の親衛隊長として城に仕えている。
カイトは青の自治領で以前と変わらぬ生活を送っている。あの後、大臣の息子である事が王都の住民にばれはしたものの、元々青の自治領のまとめ役と言う立場だった上、リンが国を奪還するのに協力した功労者と言う印象が強く、そこまで強い非難を受ける事は無かった。むしろ、あの大臣の息子であった事に同情する国民が多かった。
ガクポは港町へ帰り領主として町を治めていると共に、戦争や病気で家族を亡くした子どもを引き取り育てていた。憧れのカムイ将軍を見た黄の国正規兵に、このまま城に戻って来て欲しいと頼まれたが、カムイ将軍はもう過去の人間だと言って断った。
グミはガクポの仕事の手伝いをしつつ、子ども達の面倒を見て働いている。彼女自身も両親がいないと言う境遇である為に、血の繋がった家族がいない子ども達の寂しさが理解でき、子ども達からは怒ると怖いが優しいお姉さんとして慕われている。
光陰矢の如しとは良く言ったものだとリンは感慨深く呟く。悪ノ娘と罵られて一度は国を追われる事になって、それでも皆のお陰で帰る事が出来た日から、早六年。
リンが王都に帰って来たこの日を黄の国は祝日として定め、リンはそれに合わせて戴冠式を行う事に決めたのであった。
「正確には今日じゃないんだよね。帰って来たの」
仕方が無いけどと笑いながらリンは言う。バルコニーで「ただいま」と言う数日前にはルカ、ミク、ガクポと共に王都に来ていて、当日までネルの家に匿われていた。
それこそ気にしたら駄目だとネルはからかった後、リンの持つ荷物を指差す。
「レン君のお墓参りに行くんだよね? よろしく言っておいてよ」
多分今日は忙しくて行けないと謝るネルに、リンは笑顔で承諾した。
「レンも喜ぶよ」
同じ頃、城ではルカが一人の女性に泣き付かれていた。
「この大事な日にリン様が城のどこにもいないんですよ! 他の人に聞いてもどこにいるか知らないって言うし、どうすれば良いんですかルカさん!」
赤い髪を頭の両端で渦巻き状にした女性は心底困った様子で報告する。それとは対照的に、ルカはまだ時間はあるからと女性を宥め、冷静に指示を出した。
「メイコに彼女を探して来るように言って来て」
「それだけですか?」
てっきり叱責されるだろうと思っていた女性は目を丸くして、分かりましたと一礼して去っていく。その背中を見送り、ルカは片手を額に当てる。
「全くあの子は……」
いつもの事だと思いつつ溜息をつき、ここにいないリンに向かって呟いた。
「二十歳になっても、脱走癖だけは変わらないわね」
呆れ果てた口調とは裏腹に、顔は笑っていた。
連絡を受けたメイコは、町へ出ようと正面玄関に向かって歩いていた。
リンを探すとは言っても、どこにいるかは大体決まっている。城内にいないとなれば、おそらくいつもの場所にいるだろう。
城の外に出ると同時に、たまたまそこにいた兵士の一人に声をかけられた。
「お疲れ様です、メイコ親衛隊長!」
敬礼をしているのは数年前に黄の国正規兵に採用された、暴動騒ぎの際に民衆のまとめ役だった男性である。メイコはご苦労と言葉をかけた後、親しげな口調で尋ねた。
「メイト、リン様が城から出て行くのを見なかった?」
「見ていませんね。……リン様はまた城を抜け出したんですか」
はあ、とメイトは息を吐いて肩を落とす。主人の脱走癖は昔から噂程度では聞いていたものの、まさか本当だとは思っていなかった。
「そんな訳だから、警備はよろしくね」
部下の肩を叩いて、悩んでも無駄だと慰めになっていない言葉を送り、メイコは城を後にした。
王都の共同墓地の一角、黄の国王家の者が眠る場所で、リンは一つの前に立っていた。手に持っていた包みをほどいて中身を取り出し、慣れた手つきで花束と一緒にその墓に供え、手を合わせて目を閉じる。
作られた直後には名前が無かった墓には、こう記されていた。
レン王子 ここに眠る
すぐ傍に設置された献花台には沢山の花束が置かれている。レンは黄と緑の未来を繋いだ人物として国民に知られる事になり、毎年この時期になると大勢の人々が花を供えにやって来るようになった。
リンはゆっくりと手を下して目を開き、静かに眠る弟に少し得意げな口調で話しかける。
「ブリオッシュ、上手くなったでしょ。レン程上手く無いけど。……あ、ネルがよろしくって」
レンは誰よりも料理が上手だったよね、私はいつも我が儘を言ってばかりだったと語りかける。当然ながら返事は無く、墓に向かって一人で話しているだけなのだが、リンにとってはとても大切な時間だった。
こうしていると、本当にレンと話していると思えるから。心の中に生き続けているレンが目の前にいるように感じるから。
背後から人の気配を感じ取り、リンは区切りの良い所で話すのを止める。おそらくは自分を探しに城から迎えが来たのだろう。
「やっぱりここにいたのね、リン」
声がした方に振り向くと、赤い鎧に身を包み腰に剣を下げたメイコが立っていた。メイコはリンの隣まで歩き、墓の前で目を閉じて手を合わせる。黙祷を捧げ終わったのを確認して、リンは少し悲しそうに話しかけた。
「メイコだよね、レンを埋葬してくれたのは」
何度感謝しても足りないと頭を下げる。墓を作った直後に名前を記さなかった理由は、メイコと再会した時に聞かされていた。
遅かれ早かれリンが国を取り戻すと確信していたメイコは、レンへの敬意も込めて墓には本当の名を記したいと考えていた。だが処刑直後の状況でレンの名を記せば、リンに危険が迫る恐れがある。それに、国民にとって黄の国王子はもう十年以上前にこの世を去った存在である。すぐに真実を話したとしても信じてはもらえないだろう。
ずっとそう考えていたメイコは、あの作戦が無事終わるまでは墓に名前を付けないと言う判断を下したのだった。
「レンの頼みでもあったから。それにしても、どうして姉弟揃って一度だけ会っただけの私を信じられたの? あの時の私は、ただの通りすがりの旅人だったのよ?」
自分で言うのも変だが、いつ裏切ってもおかしく無いと疑われていても不思議は無かったはず。理由が本当に分からないとメイコはリンに問いかける。
そんなの簡単だとリンは特別でも何でもないように言い切った。
「直感で、この人は信用出来るって思ったから。レンはどう思ったかは分からないけど、似たような感じだったと思うよ」
少しの迷いも見せない答えを返され、メイコは呆気にとられて目を大きく開いた後、声を出して笑い始めた。
「直感!? 直感って! たったそれだけ!? レンはもっとまともな返答をしていたわよ!」
腹を抱えて笑うメイコに、リンは頬を紅潮させて声を上げた。
「そこまで笑わなくても良いでしょ! 変な事は言って無い!」
「いや、まさか一国の主がそんな理屈抜きの事をはっきり言うなんて思わなかったから……」
やはりこの姉弟は大物だと思いながら、メイコは笑いすぎて出た涙を手の甲で拭きとる。
笑い終えて一息ついてから、メイコはリンに話しかけた。
「そろそろ城に戻らないと、ルカ殿が本気で怒り出しますよ?」
「そうだね。……帰ろうか」
リンはもう一度墓に体を向けて、平和への道を作ってくれた半身へ笑顔で語りかける。
「私が笑顔でいられるのは、レンのお陰だよ」
大好きだよ、レン。
私の弟として生まれてきてくれて、ありがとう。
心からの感謝を述べ、また来るからねと手を振り、リンはメイコと共に歩き出す。
『ありがとう』
背中から懐かしい声が聞こえた気がして、リンは思わず足を止めて勢いよく振り向く。
「今のは……」
まさかと呟いて、レンの墓をじっと見つめる。
「どうしたの?」
メイコに声をかけられ、リンはぼんやりとした様子で口を開く。
「声が……」
「声? 何を言っているの?」
メイコは訳が解らないと首を傾げている。自分にだけ聞こえたのかなと思い、リンは一瞬だけ落胆の表情を見せたが、すぐに笑みを浮かべて告げた。
「何でもないよ、気にしないで」
そして身体を反転させ、城へ向かって歩き出す。
きっと、レンが自分の様子を見にわざわざ来てくれた。
ただの幻聴かも知れないけれど、そう思う事にする。
レン、あの時君が言ってくれた言葉、ちゃんと覚えているよ。
私達はまた会える、だから――
もしも生まれ変わったら、その時はまた遊んでね。
了
むかしむかしの物語 王女と召使 第23話
ようやく最終話までたどりつきました。
プロローグと第一話を投稿した頃は暑い日の中書いていたのに、今では寒くなって暖かい格好をして書いているなんて……。時間の流れは早いものです。
九月くらいには終わるだろなんて根拠の無い見通しを立てていたのが懐かしいです。
自分が予想していたよりもはるかに増えていく文を見て
「コレいつ終わるんだ!? っつーかちゃんと最後まで書けるのか? 大丈夫か、自分!」
と不安になる事数回。なんとか書き終えられた事にほっとしています。
リンが聞いた「ありがとう」についての解釈はお任せします。
最後に、素晴らしい原曲を生み出して下さった悪ノP様、並びにここまで読んで下さった方々に感謝の言葉を
ありがとうございました!
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誰もいなくなったった
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ミント
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僕たちは
恋に落ちてはいけない
気づけば酷く
赤く流れる血を恨んでいた
頬触れて頭を撫でて
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Marina
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ご意見・ご感想
june
ご意見・ご感想
初めまして。
勝手にフォローさせていただいております、juneです。
matatab1さんの王女と召使が好きすぎて
つい、メッセージを送ってしまいました。
matatab1さんの解釈が一番大好きです!
蒲公英が紡ぐ物語も大好きで、投稿されるのが待ち遠しくて仕方がありません。
ちなみに、リグレットは執筆される予定はないのでしょうか?
密かに楽しみだったりして…ww
……すみません。
初めましてなのに暴走しました。
失礼しました(汗)
2012/05/22 17:49:30
matatab1
初めまして。メッセージ&フォローありがとうございます。結構前の作品ですが、読んでもらえて感謝です。
悪ノにハマったばかりの頃、ニコニコ動画やピアプロなどに投稿されていた作品を片っぱしから見ていて、その中でも凄く気に入った解釈とストーリーの作品がありました。
悪ノの小説を書いてみたいなーと思った時、『書くのなら自分が一番好きな解釈がいいな』と考えて、王女と召使の物語はこのようになりました。
楽しみにして下さっている所すみません。リグレットは単発で書く予定はないです。一応本編の中に組み込んではいるので。
蒲公英の方は長くなりそうですが、気長にお付き合いして貰えると嬉しいです。
2012/05/23 16:07:45
wanita
ご意見・ご感想
完結おめでとうございます!
いや~大臣の徹底的な悪っぷりを最後まで楽しませていただきました。
ある意味彼は一貫していて立派だと思います^^☆
matatab1さんの戦闘シーンはいつもスカッとしますね。一つ前の話の、ミクとリンの連携が鮮やかで、さすがはミク様と。
グミも好きなタイプです。家を守るときも、何か行動を起こすときも、女子たちのなかで一番肝が据わっているような印象を受けました。私もそういう肝っ玉女子になりたいなぁ♪
さわやかなラストに、とてもほっとしています。明るい青空に、風の音と草の音が聞こえそうですね。長編お疲れ様でした!次回作も、楽しみにしています。
2011/01/06 23:58:00
matatab1
wanitaさん、いつも暖かいメッセージ本当にありがとうございます。コメントを頂けた事が強い支えになっていました。
大臣は……うん。徹底的に小物として書くと決めていたので、そう言っていただけると嬉しいです。負けフラグ立てるのがやたら楽しかったですね(←待て)大臣は本当のろくでなし、絶縁前からカイトとカイトの母親に生活費や養育費等を送る事もしていないし、そうする考えが頭っからありません。そんな事もあって、カイトは親父の事が大嫌いなんです。
……もしかしたら、カイトにはそれぞれ母親の違う兄弟姉妹がいるかもしれません。赤いのとか緑のとか。(こう言う裏設定をここで出すのはOKなんですかね……?)
ミクのあの設定の発端は、原曲の「一目で僕は恋に落ちました」から、『よっぽどインパクトが無いと顔と名前覚えないよね!』と言うのと、レンは少しドジだと言う設定を出したくてああなりました。後、王女だから護身術の一つでも習っているだろうと。
グミは完全に予想外の動きをしてくれましたね?。ここまで活躍してくれるなんて全然思っていなかったです。やっている事は目立ちにくいけど、いないととんでもなく困る存在。ツッコミとか(笑)
肝っ玉女子と呼ばれたのが意外です。私の中ではその場の思いつきで動くタイプとして描いていたので。
グミに限らず、女性メンバーは私の憧れや理想を多分に込めて書いています。
この話の外伝をいくつか描いてから、完全な新作に取り掛かりたいな?と。いつになるかは分かりませんが、そちらもよろしくお願いします。
重ね重ね、本当にありがとうございました!。
2011/01/07 12:14:05