桜色の頬に 口付を
夢か現か朱の格子に
透かし見るは夜半の月

しに来るは伽羅染に
飽いた者が良い
落ちざるは無しと憂いてから
長いわ

遊びまわる鵺は遠く彼岸に啼いた
古雅の罪を嗤う地獄の遊女


打掛は餓者髑髏
臙脂の業火に
一里坂を超え境の虚
焦がして

彩るは椿 門に咲いて首から落ちる
仰ぎ見れば下駄を回す音だけ
傘持ちに禿 籠の中には鬼火
花嵐を連れて地獄道中 Ah


紅点す刹那の
艶やかなりし宴


遊びまわる鵺は遠く彼岸に啼いた
古雅の罪を嗤う地獄の遊女
六道を廻り色にけぶるは此岸
花嵐を連れて地獄道中を往く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

地獄太夫

【埋没作】
虚客 様 http://piapro.jp/t/bCpb へ応募。

ひらがなVer.有ります。

和風ではあるけどカッコいい系ではないな・・・

某冷徹な地獄の官吏の漫画で地獄太夫を知りました。
きっと妖艶な美女だったんでしょうね。

いろいろと二重の意味を持たせる言葉をちりばめてます。
彼女と一休が詠んだという唄も。

閲覧数:181

投稿日:2016/07/03 15:15:02

文字数:265文字

カテゴリ:歌詞

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