A1
誰も　自分の顔ひとつ自分じゃ見られない
そんな不安抱えて
一番綺麗に映してくれる鏡
無機質な街で探した

B1
縛りのない自由へ憧れて
夢見る間にも　追い越されてゆく
プライドさえももう　薄れかけたとき
何も持たないこの手を　握ってくれてたね

S1
これから私は　形あるものと
触れあい　傷つき　歩いてゆく
笑って　怒って　形を変えては
私を表す輪郭線

独りきりでは気づかない温もり
何度でも　あなたの側で確かめ合いたいよ
頬を赤く染めてゆくよ


A2
悪い噂や数字に　濁った涙には
あなたの叫びがある
正しいとか悪いとかよりも先に
ふたりの隙間合わせよう

B2
分かれ道の　行けなかった方には
どんな出来事達　待っていたのかな
戻れはしなくても　悔やみもしたくない
胸に手を当てるたびに　幸せがあるから

S2
激しい嵐を　生きてゆくために
必死に願った　夜の記憶
小さな　小さな　ひとつの生活
誰かが刻んだ境界線
肩書きやイメージを　そっと越えて
ありのまま　それぞれ
お互いの一部になれる

C
体が遠いなら瞳で
瞳が曇るなら心で
未完成だけど私達は
ずっと　あいを描いてゆけるはず

S3
明日も　私は　形あるものと
触れあい　傷つき　歩いてゆく
笑って　怒って　形を変えても
消える事のない輪郭線
寂しさの中出逢えたあの日から
どんな時も　あなたの　
あなたらしさが好きだよと
伝えたくて頬をなぞるよ



【譜割り・()は一音分】

A1
だれも　じぶんのかおひとつじぶん(じゃ)みられない
そんなふあんかかえて
いちばんきれいにうつしてくれるかがみ
むきしつなまちでさがした

B1
しばりのないじゆうへあこがれて
ゆめみるあいだにも　おいこされてゆく
プライドさえももう　うすれかけたとき
なにももたないこのてを　にぎってくれてたね

S1
これからわたしは　かたちあるものと
ふれあい　きずつき　あるいてゆく
わらって　おこって　かたちをかえては
わたしをあらわすりんかくせん

ひとりきりではきづかないぬくもり
なんどでも　あなたのそばでたしかめあいたいよ
ほほをあかくそめてゆくよ

A2
わるいうわさやすうじに　にごったなみだには
あなたのさけびがある
ただしいとかわるいとかよりもさきに
ふたりのすきまあわせよう

B2
わかれみちの　いけなかったほうには
どんなできごとたち　まっていたのかな
もどれはしなくても　くやみもしたくない
むねにてをあてるたびに　しあわせがあるから

S2
はげしいあらしを　いきてゆくために
ひっしにねがった　よるのきおく
ちいさな　ちいさな　ひとつのせいかつ
だれかがきざんだ(きょ)うかいせん
かたがきやイメージを　そっとこえて
ありのまま　それぞれ
おたがいのいちぶになれる

C
からだがとおいならひとみで
ひとみがくもるならこころで
みかんせいだけどわたしたちは
ずっと　あいをえがいてゆけるはず

S3
あしたも　わたしは　かたちあるものと
ふれあい　きずつき　あるいてゆく
わらって　おこって　かたちをかえても
きえることのないりんかくせん
さびしさのなかであえたあのひから
どんなときも　あなたの　
あなたらしさがすきだよと
つたえたくてほほをなぞるよ