窓から月が入るのを見ていたの
吹く風の音は冷たくて
息を吐くことさえ出来ずにいる
深い深いこの宵の中で
仕合せにあいたいと祈る
お月様 ああ、止めてああ、止めて
キラキラ
心消えてゆく幽世に
花薄ほのか恋心
ゆらゆら
心通ずれば良いのにと
あさはかね
音に泣くのが似合ってる
ああせめてお月様に
加護されたのなら
少しくらい救われたのに
不快不快この酔の中で
幸せになりたいと祈る
お月様 殺めて殺めて
キラキラ
心癒えてゆく現世に
花薄穂に出でぬとも
ゆらゆら
心はきっと愛し君の
傍らに
鳰照る月の光湖面
ゆらゆら
綺麗な綺麗な満月ね
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