第3章なら第3幕♪
「クウちゃん、ちょっと話が・・・」
「は、はい!な、なんでしょうか!」
卆都に呼ばれてちょっと緊張気味のクウ。
「あのさぁ、今、どうやって歌作ってる?」
「そっ・・・それは・・・周りの人たちが見て満足しそうなの・・・と考えて・・・」
「それじゃあ、ちょっとダメなんだな・・・」
「えっ・・・?」
「それだと、ミクが歌えないかもしれないだろ?だって、見る人のことしか考えてないから。確かに、見る人のことを考えるのもいいけど、それだけじゃあいい歌にならない。だからな・・・」
「もういいですっ!卆都さんはミクちゃんのことが好きなんですよね!どうしてボクはちゃん付けなのに、ミクは呼び捨てなんですか!きっと卆都さんはミクだけが大事なんですよ!」
「おいおい、そこまで言うことないだろ?クウ。」
「バカイトはひっこんでろ!」
カイト兄さんまたもや撃沈。
「うう・・・バカイトって正直傷つくんだよ?」
「バカイトも、卆都さんも、ミクも、みんな知らない!」
クウはその場で強制終了、ロックをかけてしまった。
「おい!クウちゃん!」
卆都は行ってしまったクウに何もすることはできなかった。
「そもそも、俺人間だから、パソコン上のボーカロイドたちに恋できないんだけどなあ。ははは・・・」
卆都は頭を掻きながらつぶやいた。
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