S1
この箱を開けたら
何が見えるんだろう
踏み出すキミの背に
この歌をあげる…

時計の針がまた
カレンダー捲って
それでも変わらない
ものを探してく


A1
朝の訪れは
いつも突然で
見慣れた世界に
しぶしぶおはよう

ふわり　追い風が
僕を急かすから
少し柄になく
足を早めたよ

体あふれ出す
それは予感

S2
このドアを開けたら
どこに続くんだろう
ごくりと飲みこんだ
戸惑いの重り

振り切るようにただ
瞳を閉じてみる
透明な滴が
心へと落ちた

B1
ほら

大丈夫　手をはなして
見渡したその先
膨らんだ夢風船
青空に向かってく

わがままな願い事も
叶いそうなくらいに
胸弾む未来景色
描いていこう


A2
旅の始まりは
いつも突然で
歯車はいつも
勝手だけど

S3
この箱を開けたら
何が見えるんだろう
選び取ってくこと
難しい
だけど

見渡した世界に
キラキラ輝いた
瞳にあこがれて
僕も走ってく


C1
リボンほどいて
箱開いて
鍵を回して
扉開けて

遠く　遠く
どこまで行く？
決めないで！

おもちゃの箱でもいいよ
パンドラの箱もいいよ

今
吸い込まれて
手を伸ばして
届く
新しい
光へ

D1
深く
落ちること
怖いことだったけど
体受けとめる
水しぶきが

涙
軽くしてくれると
気づいたんだよ


A3
大事なシーンは
いつも突然で
うまく決められず
苦笑って

S4
この場所を抜けたら
どこへ行ってみよう
誰かと交わって
別れてく旅路

優しいまなざしで
何かが待っている
そんな気がするから
振り向かず行ける

F1
転びながらでも
追いかけてゆく
希望の足跡
僕にも見せて



【譜割り・()は一音分】

S1
このはこ
をあけたら
なにがみ
えるんだ(ろう)
ふみだす
きみのせに
このうたを
あげる

とけいの
はりがまた
カレンダ
ーめくって
それでも
かわらない
ものをさが
してく


A1
あさの
おとずれは
いつも
とつぜんで
みなれ
たせかいに
しぶしぶ
おはよう

ふわり
おいかぜが
ぼくを
せかすから
すこし
がらになく
あしを
はやめたよ

からだ
あふれだす
それは
よかん

S2
このドア
をあけたら
どこにつ
づくんだ(ろう)
ごくりと
のみこんだ
とまどいの
おもり

ふりきる
ようにただ
ひとみを
とじてみる
とうめい
なしずくが
こころへと
おちた

B1
ほら

だい(じょ)うぶ
てをはなして
みわたした
そのさき
ふくらんだ
ゆめふうせん
あおぞらに
むかってく

わがままな
ねがいごとも
かないそうな
くらいに
むねはずむ
みらいけしき
えがいてい(こう)


A2
たびの
はじまりは
いつも
とつぜんで
はぐる
まはいつも
かって
だけど

S3
このはこ
をあけたら
なにがみ
えるんだ(ろう)
えらびと
ってくこと
むずかしい
だけど

みわたし
たせかいに
きらきら
かがやいた
ひとみに
あこがれて
ぼくもはし
ってく


C1
リボンほどいて
はこひらいて
かぎをまわして
とびらあけて

とおく
とおく
どこまでいく
きめないで

おも(ちゃ)のはこでも
いいよ
パンドラのはこも
いいよ

いま
すいこまれて
てをのばして
とどく
あたらしい
ひかりへ

D1
ふかく
おちること
こわいこ
とだったけど
からだ
うけとめる
みずしぶきが

なみだ
かるくして
くれると
きづいたんだよ


A3
だいじ
なシーンは
いつも
とつぜんで
うまく
きめられず
にがわらって

S4
このば(しょ)
をぬけたら
どこへい
ってみよう
だれかと
まじわって
わかれてく
たびじ

やさしい
まなざしで
なにかが
まっている
そんなき
がするから
ふりむかず
ゆける

F1
ころびな
がらでも
おいかけ
てゆく

きぼうの
あしあと
ぼくにも
みせて
.