月曜日になった。
試練には失敗したけどこれからもミナトくんと話せるのなら私はそれで嬉しい。
午前が平和に終わりお昼休みになった。
荷物を片づけているとミナトくんが声をかけてきた。
「カエデちゃんこのあと用事ある?」
「ううん、お昼食べるだけだよ」
「よかったらさ、俺たちと一緒に食べない?」
嬉しいお誘いがきた。
「うん!嬉しい!!」
すると男子が2人ミナトくんのとなりにやってきた。
「カエデさんと話すことってあまりなかったよね。俺はいちごシロップが好きだって言ったらミナトからシロップって呼ばれてるから、カエデさんも俺のことはシロップでも何でもかまわないよ」
なんかおもしろい子だと思った。
「カエちゃんごきげんよう〜!!シロップ堅苦しー!4人で仲良くしようじゃないの!青春、青春!」
「カエデです!改めてよろしくね!」
学生ホールに移動して私たちはお昼ごはんにした。
「あのさぁカエちゃん、もしかしてだけどさ」
コウイチくんが聞いてきた。
「カエちゃんって女子苦手なのかなって・・」
私は答える。
「コウイチくん、どうしてわかったの?」
「いや、なんか、その、俺の勝手な意見だけどカエちゃんって男子とは話したりしてるけど、あまり女子と話してるところ見たことないからさ」
「やっぱりわかっちゃうものなんだね」
私はそう答えて3人に聞いた。
「少し話を聞いてもらえる?」
「もちろんだよ、カエデさんが話したいなら俺はオッケーだよ」
「カエちゃんが嫌じゃなければ俺も聞くよ〜!てか知りたい!」
「俺もカエデちゃんのことは知りたいな」
3人が答える。
「ありがとうね!」
私は3人にある話を始める。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春の楓(4)

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投稿日:2023/03/15 21:21:13

文字数:698文字

カテゴリ:小説

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