昨日の歯に飲み込まれ
私の空洞の舌にゆっくりと歯軋りする。
紙の空にひびが入る;
埃を吸い込む。

祈るには手が重すぎる。
肋骨からワイヤーが伸び
ミミズに静電気の歌を歌う。
誰も答えない。
誰も答える必要がない。

時計は去年の冬、私の名前を忘れた。
月は台所の流しで溶けた。
私の声は切り傷、
小さな、見えない、とにかく出血している。

幽霊に私は疲れていると言いなさい。
鏡に私の姿を映しておくように。
私は戻って欲しくない。
もういらない。

ガラスの口は音もなく話す。
私が微笑むと、それは砕け散る。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「ガラス絶望」

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投稿日:2025/04/28 06:31:44

文字数:255文字

カテゴリ:歌詞

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