花壇でアイテム探しと整備をしてレベルアップした3人は、時刻が約束の時間に近付いてきた。これから夕陽が沈もうとする時間帯だ。

「そろそろ、依頼主のお家に行こうよ2人とも」

「そうねレン。はやくクエスト済まして宿に泊まろうよ」

「じゃあ、みんなで行こうっか」

 リーダーのミクが安定所で貰った地図を頼りに町を探索しだした。地図は手書きなので少々わかりにくいが、仲間のアドバイスにより目的地へと着いたのだ。
 目的地の名はイバーノの町ブラム通り。このブラム通りは、ヒトとヴァンパイアと呼ばれるマモノが共存で生活する地域。ブラム通りの雰囲気は高い建物がたくさん建っており、通りになる道は影掛かりで薄暗く、地へ陽射しがあまり降らないようされている。

「ここが依頼主さんのお家みたいね」

 ミクがそう言ってたどり着いた先は、古〜いお屋敷タイプの家である。扉を開ければお金持ちが住んでいそうな感じがする門の前で【あいさつ】をした。

「すみませーんっ! クエストの依頼を受けにきた者ですが、レイヴァンさんはいらっしゃいますかーっ!」

 あいさつをしてみると『バサッ』と云う翼が羽ばたく効果音がし、ミクたちの頭上から1人の女性が降りてきた。

「まだ夕方ですが、こんばんは旅人さん。私が依頼主のレイヴァン・ヘルシングです」

 自らの名をレイヴァン・ヘルシングと名乗ったこちらの女性。真紅色に黒のストライプ柄を基調としたゴスロリドレスに身を包み、自らの頭上に黒い日傘をさしてクエスト受注者のミクたちへ微笑んでいる。
 レイヴァン・ヘルシングが微笑む顔の口もとからは、尖った犬歯が見え、それが怪しさ満載であると同時に10代の男子に妖艶さを与えていた。

 なぜなら、レイヴァン・ヘルシングのお腹より上のアル部分が撓わに実っており、その果実がドレスからはみ出るんじゃないか……とレンの視線を釘付けにするからだ。

「ちょっとあんた、どこに目を向けてんのよっ!」

「あっ…ごめん、リン」

 リンは照れて頬を赤くするレンの頭をパシッと叩いて正気を取り戻すことに成功する。双子の姉弟、こういう場面になると姉のほうはしっかり者になるのはお約束。

「レイヴァンさん。クエストについてお話を聞きたいです」

「ええ…いいですよ旅人さん。ですが、まだ外はこんなにも明るい……だから私の屋敷のなかへお入りなさい」

「はい」

 ミクたち3人は依頼主に案内され、古〜いお屋敷の門をくぐって行ったのだ。これから受けるクエストの詳細を聞くために……。

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悪魔城への突撃はベルモンドさんに頼もう!

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投稿日:2020/01/02 21:16:08

文字数:1,066文字

カテゴリ:小説

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