散華抄

投稿日:2013/10/19 05:18:36 | 文字数:309文字 | 閲覧数:590 | カテゴリ:歌詞

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実を結ぶまでは止まれない、
そんな生き方をしてきたの、
そんな生き方をしていくの。

本作のタイトルは10年前に出会った本、岡本かの子著『散華抄』から頂戴しました。

作中に登場する不思議な名詞『凍の梨』とは、おばあさんの肌のことです。古い国語辞書に偶に出てくる程度の、絶滅危惧種な日本語です。――いやあ、私もすっかり歳を取っちゃったなって、急に感慨深くなりまして。

VOCALOIDと出会い、作品を送り出すようになって早5年。あの頃の『私』は救われたのかな。これからも続けていけるかな。

自分の心象をスケッチして記録するみたいに、いつも通りの三拍子に乗せて。

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TEXT
 

孤独を啜り涙を吸い上げる
根が、茎が、長い影落とし延びる

誰一人として識らぬ
闇に浮かぶ永遠の花
あと何度繰返す
五線に描く散華抄[さんげしょう]

凍の梨に成り果てる迄
きっと終われない
咲いた花が散り実を結ぶ迄
きっと、きっと止まれない

夢路に、夢の痕に続く
終止符の無い詩[うた]が
此の耳の奥
谺[こだま]しているの
ずっと、ずっと、
ずっと、響いているの


吁…


凍の梨に成り果てたなら
皺々に朽ちて
地に溶け合い惑星[ほし]に抱かれ
旅に出ようか。苗木遺して

私の声が枯れ果てる迄
どんな言葉唄(訴)えよう

生身の現在[いま]
染まりゆく宇宙[そら]

唯、密やかに
紡ぎ続ける

紡ぎ続ける

ごくまれに唄を作ります。
目玉は「和ルツ」と「架空の懐メロ」です。

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  • 散華抄

    by 【ミミコP】笹の船みゝ子さん

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