あなたがくれた 言葉をひとつ
心にまた 積み重ねて
どこかで 気持ち確かめるけど
凍てつく季節の訪れ

冷めてくだけの 洗い髪なら
皮肉な艶めき 鈍色
思い出縛る 鎖みたいで
虚しく震える櫛先

木枯らし荒ぶ 二人にももれなく
笑う声と 不協和な風音
慰めの日々 素直になるほどに
愛が追い付かなくなるの

ユラユラと 不穏の果実が
赤く妖しく ただ揺れている
キラキラも あまりに昔で
永遠などないと 今更な

時は絶えず流れてく
街は変わり続けてく
置き去りにされてく
檻の中の私だけ ああ

あなたがくれた 言葉はいつか
心で 砂へと変わってた
掬ってみても 悲しいくらい
手のひらをすり抜けてゆく

冷たく曇る 扉の鍵も
錆びつき 軋んでしまうわ
鏡に映る 私の頬に
涙は零れ落ちるけれど もう もう

明かりを消して 夜の海に浮かぶ
溺れたフリ もううんざりなのよ
優しいけれど くすんだ目のままの
愛し方ならいらないの

クラクラと 恋する私が
疼くことも 最早止められず
ヒラヒラと 堕落の星空
鮮やかにはためく蝶になる

ユラユラユラ 不穏の果実
赤く妖しく ただ揺れている
キラキラも あまりに昔で
永遠などないと 今はもう

時は絶えず流れてく
人は変わり続けてく
置き去りにしてゆく
檻の中にあなただけ ああ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

不穏の果実

くもりらさんの歌詞募集に応募中です。
http://piapro.jp/t/CaDl

ver.1にひらがなあります。
よろしくお願いしますm(_ _)m

閲覧数:177

投稿日:2017/11/07 06:35:35

文字数:565文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました