きっとあなたの目の先に見えてるものと同様に
歪なものがひたすらに動き回っている
放っておけたらいいのにと 願ってみるも無残なほど
打ち砕かれた幻燈を抱えてる

他の誰かの世界とあなたの見てる世界を
一度に手に持てたらどれだけいいのだろう
生まれてきた奇跡を「一生のお願い」紛いと
言い切れるだけの前頭葉大事に守ってる

はらはら 綱渡りのよう するする ほどけるようにね
るいるい 積み重ねてく 重めの夜

一二の三であなたは消えた さも穏やかに指を絡めて溶けた
悴む夜に別れを告げて涙を流した馬鹿のくせに


絶対死なない運命など絶対にありはしないんだと
どこかで聞いたようなこと幾度も吐き出すの

彼らはまだ眠らない どうしてか眠ってくれない
切り取られた秒針に怯えてる

空気椅子の奪い合い 嫉妬との相思相愛
なんとなくの息遣い 微かに感じ取れる

あなたの顔までも生き写しに見えるほど
頭の中が揺れるの もうすぐお別れだ

ぱらぱら 地面を叩く ゆるゆる 鏡を結ぶ
ぱりぱり 悲しくなると思ってるだけ

遥か昔に聞こえた声が まだ熱を帯びて耳元にぶら下がる
あまりに強く願いすぎてさ 息を引き取った馬鹿のくせに


一二の三であなたは消えた さも穏やかに指を絡めて溶けた
悴む夜に別れを告げて涙を流した馬鹿のくせに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

一卵性双生児

閲覧数:64

投稿日:2019/11/17 00:19:25

文字数:561文字

カテゴリ:歌詞

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