「あなたは明日の午後、死にます」

私は医者? いいえ、死神です

死にいく人に 余命を教えます

過去を見て 天国か地獄か決めます

それだけの簡単なお仕事です


「鬼、悪魔!」 なんとでも言ってください

それが私のお仕事なの

人には命の期限があるって アナタも知ってることだったでしょう?


泣き喚く人 罵声を浴びせてくる人

たくさん見てきた

辛いわけじゃない 実害なんてない

だって、私は死神だから




「死神は誇り高き、仕事よ」

祖父母は言った 確か、そう言ったはず

心残りが ないようにするため 

魂が 人間界で迷わないようにするため

冥府へ送り届ける大役で…。


「最低ね」 そんなこと言わないでよ

これが私のお仕事なのです

私の種族の誇りがあるって アナタは知らないだろうことだけど


睨んでくる人 物を投げつけてくる人

たくさん会ってきた

痛いはずがない 悲しいはずがない

だって、私は死神なのよ?




だけど辛いよ 苦しいよ

魂が迷わないよう 私が居るのに

皆は私を 目の敵にするの

私は愛されたいのに




「ありがとう」 ただそれを言ってほしい

だけどそれは不可能なことだね

私の誇りあるお仕事それは アナタの命を奪うことだから

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  • 非営利目的に限ります
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死神の誇りあるお仕事

閲覧数:59

投稿日:2012/02/22 02:24:01

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

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