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僕は王様だった(inst)

190BPM

『僕は王様だった』

僕はとある小さな国の 名前も消えた"元"王様 ああ
愚痴みたいなもんだが その頃の話をしよう さあ

誰も僕を見ていないだろう? 権力だとかコネだとか
そんなところばっかり見ては 持ち上げては擦り寄って
誰も僕を好きじゃないだろう? 好き勝手自由言いやがる
「褒め称えれば思い通りだ」と きっと思ってんだろう

こんな人生疲れちゃった 世論は不満の声ばっか
最初の頃はもっとうまく回ってたのになあ
半端に得た物が却って僕の手足を縛っている
欲しかったのはこれくらい? いやそうじゃない 全てをくれ

みんな消えてしまえ ここでは僕が王様
わからないなら僕の国には要らないよ 立ち去れ
みんな消えてしまえ もっと大きな夢が見たい
意図に絡まった理想郷 自らの手でぶっ壊したんだ

民衆はみんな猛反対 鳴り止まない抗議のコール
「一度始めたことだろ、最後まで責任持てよ」と
勝手についてきただけだろ お門違いも甚だしい
僕は最初から僕のためだけに生きてきたんだ

ついにやってきたXデー 投票は僕抜きでやった
この国はもう僕のものではないらしい
好き勝手やった代償が僕の身ぐるみを剥いでいく
当面の食料と水だけ持たされ門の外へ

みんな消えてしまえ そして結果がこの様
僕ひとりだけ消えればつまりは同じみたいだね
みんな消えてしまえ いつかは建てて見せましょう
誰一人望まない 僕だけが望んだ僕の国

僕は王様だった 今では見向きもされない
わからないならわかる必要さえもないよ 今はね
僕は王様だった それはもう昔の話
今は街の隅で歌う吟遊詩人の飯の種

僕はとある小さな国の 名前も消えた"元"王様 ああ
深刻に捉えないで 真面目な奴は馬鹿を見るぜ

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投稿日:2018/12/28 18:15:26

長さ:03:52

ファイルサイズ:8.9MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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