木々は青い葉繁らせ
反る枝は軽やか
翻す

鳥は水色散りばめ
川面に降り注ぐ
満ちては陰る晩夏のリノリウム

巡る巡る砂利浜に降り立つ
騒ぐ騒ぐ銀の香り掠めて
西から臨むは彼らの望郷

渦は
その渦は
未だに回り続けてる
歪んだ軌跡なら
目を離す事が出来なくなる

絵の具で壁に描いてた
青いソレの姿は
まるで胎児のようだった

風は真綿を纏わせ
行先は艶やか
蘇る

雲は熟れた蔦絡ませ
彼女らを待てない
擦れては浮かぶ互いのダイヤグラム

誘う誘う虚勢散らす心で
急ぐ急ぐ岩肌を過ぎ去る
西から臨むは我らの騒擾

渦は
その渦は
止めどなく回り続けてる
晒した放物線は
少しずつ形を変えてゆく
絵の具を床に投げ付け
飛び跳ねるその姿は
まるで胎児のようだった

渦は
その渦は
いつまで回り続けるか
枯れた葦でさえ
目に映り込みだす

渦は
その渦は
未だに回り続けてる
歪んだ軌跡なら
目を離す事すら出来ない

渦は
その渦は
止めどなく回り続けてる
晒した放物線は
少しずつ形を変えてゆく

絵の具は僕の右手には
始めから握られてなかった
事がやっと既知となった時の左手は
まるで嬰児のようだった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Spinning Top

こちらに応募させて頂いた歌詞です。
初挑戦だったりします。
まちすさんの作品。
http://piapro.jp/t/kaUN

閲覧数:222

投稿日:2013/09/17 19:35:47

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

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