紅引く暇(いとま)も もどかしい
空に 灯(ひ)が浮かびだす この宵に
恥らいがちに 揺れる簪(かんざし)
手を引かれる少女を 横目見た

お祭り騒ぎ その中心で
ふと目をやる 提灯(ちょうちん)の灯(ひ)に
ほの暗い明かりの下(もと) 君を思い出す

誰も彼もが 夢に想う
幻想を 叶うなら君と
一夜限りで構わないと
ささやかに祈れども 叶わない

許されず くすぶるこの想い
ならばせめて 小さな慈悲を
私の胸に宿る炎
消してしまう言い訳 くださいな


汗のにじむ 首筋のそば
冷たい夜風 ひゅるる 通り過ぎ
囲いの中 揺れる金魚の
自由に泳ぐ姿 横目見た

お祭り騒ぎ ひとりはずれ
月明かり照らす 私の眼
ほの暗い明かりの下(もと) 涙を浮かべる

誰も彼もが夢うつつな
幻想を 願わくば君と
溢れそうになる嗚咽にも
混じる君への言葉 届かない

許されず くすぶるこの想い
ならばせめて わずかな慈悲を
君の胸には宿らぬ炎
消してしまう 言い訳くださいな


気づかぬうち ともった炎
いたづらに 私を炙った
幾夜も繰り返す想い 忘れさせてよ


淡い 桃色の花飾り
その子に笑いかける君に
声かけることもできなくて
遠くから人知れず 見つめてた

誰も彼もが夢に想う
幻想を叶うなら 君と
一夜限りで構わないと
にじむ目をこすって 叫んでる

君からの熱視線欲しいだけ

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炎夏の宵

駄文ですがどなたか使ってやってくださいませ。

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投稿日:2016/07/08 14:33:20

文字数:591文字

カテゴリ:歌詞

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