【散文詩集】蒼穹にとぶ

投稿日:2016/01/23 00:42:40 | 文字数:4,524文字 | 閲覧数:156 | カテゴリ:その他 | 全22バージョン

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編纂終了 青をテーマに30篇かきためました
あほなので29しかないフィーリングがしたら教えてください
だいぶ過去の作品を改稿して混ぜてます
だから、3年越しくらいの詩集
でも実質的に製作したのは半年

ぐへへ 捨てきれなかった厨二

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TEXT
 

はじめに
「あお」をテーマに書き溜めた詩集です
言ってしまえばそれから連想するさまざまについての詩です
爽やかな憂鬱の作風を意識しました

お好きな順につまみよみか
*印でページをめくったつもりで一回休んでくれると嬉しいです
順番に斜め読みするとただのあほの落書きになります
しっかり読むとでっていう
一度やってみてもいいかもしれませんが ぐへへ





「きみのしたいことがわからないんだ」
青いえのぐをたらしただけで
本当はただのガラスだったことに


あなたに教えて貰おうと思っていたのに
まあるいガラスを作る人は
どうやって笑うのだろうか





久しぶりに時計を見ると申し訳なくなる
だから、お花を育てるのも
実は忍びなかったりする
いつも私ばっかりごめんね





青信号を何度も見逃す私を見かねて
優しそうなおじいさんが声をかけてきた
「渡る気がないなら、おかえり」

私はその口元に青が見えて、とりつかれた
盲目的な、なんかよくわかんなくなったから
その口にキスするように噛みついた

血まみれのジジイの口元を見て、
真っ赤なことに私は確かに薄く笑って
自分の家へと踵を返した
それから、いろいろ考えてしまった

にしても真っ赤であった
とにかく赤かった 気持ち悪いくらいに鮮烈
年をとったあの顔の下にあんな血が流れていたのか?
おかしいと思ったときにはもう遅かった
私の口元がざっくり切れているのを
自分で、知覚してしまった

塞がる気がしなかった
おじいさんの最初の優しい口元を思い出す

(もうあの信号は渡れまいよ)





心が空っぽになっていくのをかんじた
なんとなく、沈んでいく
指先が冷たいのは触らないと分からない

悲しみを知覚
したく
な くて

夕日なのか朝焼けなのかもどうでもよくなってしまった
あなたがあなたじゃなくても
わたしがわたしなら
きっと何もかも(あなたも)大体そのまま

わたしはこの世をしんじた





しとしと、という雨の粘着質な形容
みちばたの、折れたビニール傘が
急にかわいそうになる





カメというやつがいたんだ
何をやらせても、鈍臭い名の通りのやつ
カメがウサギに勝った時、私はウサギがカメに負けたと思った
山の上なんか無理だって思っていたのに、
カメのやつ、本当に登りやがって、私はカメを殺さないと、と思った

とはいえそれも無理かとわらったんだ わたしは





あの日々は白い絵具で
薄い白紙に とけたんだろうと思う
真っさらの紙にかわいて 黄ばんでしまったのだ
今更の水性ペンでは 弾かれた水滴が、のびていく
未来である日、無色の絵を人が嗤った
見えないことを信じることは
私自身すごく疲れることだけど
これしかないと思うと
浅い筆跡の影が愛おしい





私は知ってたよ
あなたが知らなかっただけ
別にばかとかじゃなくて
わたしが
、言わなかったの

あの時
あなたのその横顔から
わたしは、気づいたよ

ばかとかじゃなくてただ
たぶんだけど、もう
終わってしまったからじゃないかしら





 これは意外に履き心地がよくなかった。それにこっちは派手すぎて、今の気分ではない。無難なもの、白地に黒と青のチェックが入ったものを取った。
 「そのパンツになさるのですか。」
私が手にもつパンツを凝視している〇〇が話し掛けてきた。その凄まじい注視ぶりにパンツと会話したいのかと勘違いしそうになる。
 「ダメですか、このパンツは。」
「これを履いたら、明日の体育で小さな怪我をします。」
 そんな予言を言ってのけた○○は未だにパンツと交信を試みている。思わず私も見つめた。しかし私に怪我させるなんてこんな可愛いチェック柄の、柄じゃないよ。げへへ。
「じゃあこの星柄はどうですか。」
と、チェック柄はしまって別のパンツに持ちかえても彼女の視線は全く動かなかったので、彼女はあの奥ゆかしいチェック柄に見入っていたわけではなく、パンツのその先に何かを見ていたらしいことが分かった。
「星は、いいですとても。でも、楽しくなるのではしゃぎすぎて夜には疲れるでしょう。」
 「パンツ占いですか。」
「そんなようなものです。」
 「では疲れたくないので明日はチェック柄で登校します。明日は体育でバレーボールなので突き指に気を付けます。」
 「それは賢明です。でも怪我はしないと思いますよ。」
「どういうことですか。」
あんなに自信たっぷりに予想したのに。
 「だって、明日は怪我に気を付けて生きるのでしょう?きっと怪我は防がれますよ」
「そういうものですか。」
「そうです。星柄を選んでも同じです。明日をはしゃぎすぎないように生きるので、それほど楽しめないかもしれません。」
 占ったことは全て裏になるということだろうか。それならば、
 「どのパンツが一番、私を不幸にしますか。」
 「さあ、どれでしょうね。ですが、明日を幸せに生きようと努力しましたら、どのパンツを履こうと、きっと幸せになれますよ。」
 ならばパンツ占いの意味はなんなのだ、とは聞けなかった。彼女はまだパンツを通して宇宙を眺めている。





それは、
床を踏みしめてもいけないし
紙を丸めてもいけない
それから唇を噛むのも、よくない

言葉にできない激情を、
もう知っているんだね

太陽は、あからさまに昇る
空も青くなっていく
これみよがしに





どうして泣いているの

彼がりんごを食べたのか
りんごが食べたのか
それが分からなくて、泣いている?

かわいいやつめ
おやすみなさい





痛みを反例にして生を感じるきみは
5点なら、3点です
別に、悪くはないという感じ





エンターキーが暗い青
押したら落としてそのまま

哀惜と合い席、
・・・・・・

わらえない
椅子がひとつ空いているのに気づかされてしまった





ちょっとしたなみだを弱さとなじったあと
枝を揺らした露は、木琴のさわやかなひびき





ちびっことの問答

「どうして仕事やめたの」
「仕事をやめたらご飯が食べられなくなるなあ」
「それなのにやめたの?」
「僕は食べないとどうなるかなあと思ったんだ」
「死んじゃうよ」
「そうだね」
「でももしお腹すいたら、僕がご飯あげるよ」
「本当かい」
「お母さんにおにぎり握ってもらって、持ってきてあげるよ」
「そうか」
「だから、死なないよ」
「そうだね よくわかったね お利口だね」
「あたりまえだよ」
「そうだったね 気づかなかったよ すごいね」
「仕事やめなきゃよかったのに」
「そうかもしれない」
「もっと早く教えてあげればよかった」
「そうだね」

でもお兄さんは、分からなかったようだ





「私は花」という前提が存在と生を限定する、なんちゃって
わたしは はな

咲かない花はただの草で私は花
開花とか、もう萎えていたとしても
私は花 だから生きづらい
なんちゃって




あなたはもう答えが出ていたのね

あのころは
暗い、溶かした錫みたいな中で
お互いまぐわってぐちゃぐちゃにして、
それから

そうだ たしかにわたしも
静かな水面に、どきどきしていた





白いセーラーを折返した袖が もう見られなくなった
例えば散る花のように
一枚ずつ飛ばされて 種になっていく私たち





あなたはどうしてパンツをはくの?





わたしはその先にある未来に
恐れもせず 力の限り
期待しているんです
まだ





雨が落ちて、順に黒ずんでいくアスファルトが
まるで私みたいだなんて 私はやっぱりよわいらしい

傘の中で下ばかり見て一歩も動かない
私の
濡れない足元の
ポジションに重ねて
そうなの 私は
自分だけ濡れない状況に罪悪感を覚えるのにそれに甘んじているとしか言えない、かといって大人ぶってそれを割り切るわけでもなく疑問ばかり持てあましながら、詭弁だよ悪いかと胸をはりその幼いナイフなら刺さっても誰も(自分も)痛くないから笑いごとで済まそうという甘い魂胆に仄暗さを感じていることに対して、ああ結局濡れたくないだけかよという落胆に結局自分のポジションを見失って、それでもなおその持ち物を未だ保持していることを
控えめに主張して、
まるで自分が誰かを守る傘になったつもりでいる
ということに気付きながら座り込んだまま
ということに





青い波と 白い記憶なら
消えてゆくのはあなた
波より掴めなかったあなた

白い雲と 青い自分でも
流されてゆくのは、あなた
気づいたらそこにないあなた





冬が嫌いです
わたし、あからさまにひとりぼっち





「お前なんか大嫌いだ」
僕は極めて冷静に言った
今僕の目の前に立っている長身のおとこが、
どうしようもなく
本当にどうしようもなく憎かった

「僕には何も関係なかったけど」

お前は僕を冷やかに見つめる
微笑む要領で僕を見つめているかと思いきや
きっと僕を透過した先の白い床を見ている
(うるさいから、中略)
僕はお前の胸に穴をあけた
だからといって何も起こらなかった
依然として冷淡な眼が僕を見た
お前は口だけで薄く笑う

ただ睨み付ける僕をまるで、
慈しむように見下してそのあと言った
「     」
とたんに僕は泣いた
するとお前は盛大に笑った
声をあげて、腹を抱えて、
普段しない引き笑いまでする始末

しばらく笑ってからお前は
小さい僕を抱き締めたからもう悟ってしまった
口が近づく 距離がなくなる
こいつは僕を殺そうとしている





歩み寄ると飛んでいってしまう君





外では雨が叫んでいる
大抵その意味は掬われたりしない
だから私もこんな気分にさせられたんだろうと思う

うわああああああああああああ
どうして!どうして!
どうしてあのとき!





「優しいよねあの人」と嬉しそうなあなたと、
「みんなに優しいなんて」と水色の眼のわたし

ざわざわしている
わたしの胸は、黒いどろどろ
それをコップに入れて
お行儀よく飲み干して、また胸の辺りにしまう





暗い青春だって素敵だと思うし
明るい青春もまた、なかなかいい
私の青春はいま、
一度なかったことに

なんていおうか
びしょ濡れになりたかったんだよ

ベッドの上でシャワーを浴びるみたいな
そういう自由が欲しかったんだ





掃除をしようと思って、お風呂の水を抜く間は
浴槽の脇にしゃがんで水面を眺めた

水の落ちる音はしないのに水は底の栓に消えていく、
それは考えないと分からないことだった

段々焦れったくなってパッキンの赤かびをみた
時々黒いのがあって、そのうちに音がした
立ち上がって浴槽を見下ろすと栓が水を吸い込んでいる

なんだか私は疲れてしまった
この世には、分からないことがとても多い

(`・ω・´)DTMやってるらしい たまにきもちわるい文章もかく 弾いてくださるかたご連絡ください 
マイリストhttp://www.nicovideo.jp/mylist/19630151
twitter: miri0an0n

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