Ａ１
誰にも言えない　秘密がある
誰にも言わない　秘密があるの

私だけが　知っている
私だけの　知っている

私とワタシの　夜があること。

Ｂ１
愛されて　愛らしくて
小さくて　か弱くって
私と違い　それでもワタシ
『きみが好きだよ』

Ｓ１
目を閉じたら　一秒ごと
『大好き』なワタシを演じるのよ
夢だけでいい　嘘でもいいよ
でもね私も　きみだから　幸せだよ。

Ａ２
誰にも言えない　秘密がある
誰にも言わない　秘密があるの

ワタシだけが　知っている
ワタシだけの　知っている

私とワタシの　夜があること。

Ｂ２
おかしくて　無理もしてて
ときどきは　泣き虫でさ
ワタシと違う　それでも私
『きみが好きだよ』

Ｓ２
眠るまでの　一秒まで
『大好き』と囁き続けるから
触れられないよ　キスできないよ
でもねワタシは　きみだから　幸せだよ。

Ｃ２
夜だけは　きみになれる
嘘だとは　分かってるの

ひとりのときにだけ
ふたりになれるんだ

ふたりでいたからさ
溶け合えるんだ。

Ｓ３
夢に落ちる　一秒前
『大好き』と　『大好きだよ』と言って

夢に落ちる　一秒間
『大好き』と　『大好きだよ』と言った

これからも　この先も　きっと
きっとわたしは　きみなんだ　幸せだよ。

ライセンス

私とワタシが、きみだから。

唄界

私だけが、わたしじゃない。
ワタシがなければ、わたしじゃない。

＊＊＊

誰にも言ったことのない話
９０％自叙的です。本当の私の話を使いました
詳しく話すとイタイ子ですから、説明しませんが・・・

私は小さい頃から、眠るまでに物を考えてないと寝れない体質なんです
「物考えてたら寝れないじゃない」と言われるでしょうが、もう、考えなかったら何をすればいいの？というほど長い間こういう寝方をしています

こんなことをしていると、いつしかもう一人のワタシができました
みんなに愛されるそのコは、私からできた嘘の私で、でも私の一部に変わりなくて
このワタシがいるから、つかの間の幸せを感じることができるんだって思ったんです

いつしか、物を考えなくても、すぐに眠れるようになったら
きっとこのワタシが消えてしまうんだと思っても。