朝など

来なければ良いと君は云った
嗚呼望月の欠けたることのなかりせば!
「貴女さまは永遠に永久に」
此処に居られますのにと

うたが聞こえる

「貴女さまへの相聞歌」
月人荘子は雲隠れ
嗚呼宵闇のいかに果敢なき夢ならむ!
後朝交わせど
雁の姿も見えぬまま


ごめんね蜂蜜
次の満月には帰るから。


解っております。君は泣かずに
いつまでも
「貴女さまは何時かいつか」
此処に戻つて下さるのでせう?
人の子の夢は玉響と

夜の夢こそまことなれ

月人荘子の歌響く
泡沫となって消えてった
愚かな人の子 月の巡りも待てなくて
君の歌はもう聞こえない
月だけ一人変わらずに
浮かんで沈んで形を変える

気まぐれな月を愛したか
愛した月はきまぐれか

「貴女さまへの」
最期のうたは 消えてった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月歌

あまり曲を付けることを前提としないで書いた詞なので、とても自分じゃメロディーライン思いつきません。曲を付けて下さる方がいらっしゃると嬉しいです。(→メロディーに合わせて言葉尻を変えたりできますので、もし曲を付けて下さる方がいらっしゃったらご相談下さい)

閲覧数:139

投稿日:2009/07/10 14:29:02

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

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