■A
足音もさせずに
過ぎてゆく日々は　ただ穏やかで
限られている時と
忘れてしまいそうで

■B
憧れて描いた　大切な夢だと
雪の中　微笑んで
旅立つ僕の背を　引き止めることもなく

■S
その頬に　涙の軌跡　伝う
そんな日が来て
そのそばに　居られないことだけが
もどかしくて　痛い

■A
また季節が巡り
過ぎてきた日々を　噛み締めている
メールと電話だけじゃ
壊れてしまいそうで

■B
舞い降りたひとひら　ふと止めた足取り
吐く息の白さだけ
この場に置き去りで　走り出したい　君へ

■S
その笑顔　思い出すたび　ゆれる
弱い心も
引き連れて　歩いて行くよ　それは
強さの鍵だから

■C
「強くなるからね、泣いたりしないよ」
ほんとは泣き虫の
君が必死に見せてくれた　笑顔

■S’
その頬に　涙の軌跡　伝う
そんな時に
そのそばに　居られるように　ここで
頑張るから
待っていて　叶えた夢を　連れて
君に会いに　行くよ


■A
あしおともさせずに（9）
すぎてゆくひびは　ただおだやかで（8・7）
かぎられている　ときと（7・3）
わすれて　しまいそうで（4・6）

■B
あこがれてえがいた　たいせつなゆめだと（9・9）
ゆきのなか　ほほえんで（5・5）
たびだつぼくのせを　ひきとめることもなく（9・10）

■S
そのほほに　なみだのきせき　つたう（5・7・3）
そんなひがきて（7）
そのそばに　いられないこと　だけが（5・7・3）
もどかしくて　いたい（6・3）

■A
またきせつがめぐり（9）
すぎてきたひびを　かみしめている（8・7）
メールとでんわ　だけじゃ（7・3）
こわれて　しまいそうで（4・6）

■B
まいおりたひとひら　ふととめたあしどり（9・9）
はくいきの　しろさだけ（5・5）
このばにおきざりで　はしりだしたいきみへ（9・10）

■S
そのえがお　おもいだすたび　ゆれる（5・7・3）
よわいこころも（7）
ひきつれて　あるいてゆくよ　それは（5・7・3）
つよさのかぎ　だから（6・3）

■C
「つよくなるからね、ないたりしないよ」（8・8）
ほんとはなきむしの（9）
きみが　ひっしにみせてくれた　えがお（3・10・3）

■S’
そのほほに　なみだのきせき　つたう（5・7・3）
そんなときに（6）
そのそばに　いられるように　ここで（5・7・3）
がんばるから（6）
まっていて　かなえたゆめを　つれて（5・7・3）
きみにあいに　ゆくよ（6・3）