張り詰めた空気 滲み 小さな命が 蠢いた
見え透いた言葉 脆く まだ知らぬまま 朽ちてゆく

太陽に淡く染まる 背中に鱗粉残し
かつて踊り狂った 恍惚の蝶よ はばたけ

錆びた夢 色褪せたのは
いつの日か 青い幻
その瞼 そっと閉じたなら
静かに 笑って

欠けた真実を暴き 寒色の空を切り裂いた
彷徨った声は遠く ただ時だけが 過ぎてゆく

涙で濡らした指先 触れて水面(みなも)が揺らぐ
華麗に咲き誇った 硬骨の蝶よ 輝け

眠る過去 呼び覚ますのは
艶めいた 赤い唇
その翅に そっと口づけを
無言に 愛して

消えた夢 思い出すのは
いつの日か 青い幻
その身体(からだ) そっと抱き寄せて
静かに 笑って 清く 愛して
蝶よ 舞い散れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

冷蝶ドリイム

unatraさんの曲に歌詞を書かせていただきました!

ただ、また笑って、愛してくれれば良いから…だから――。

閲覧数:706

投稿日:2012/08/07 10:37:50

文字数:322文字

カテゴリ:歌詞

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