芽を出した 私の夢は か弱くて
否定の毒が 自由を奪う
増えていく愛と反比例の憎しみに
震えている ひとひらの青葉

絶え間無く 誰かの夢を 喰らって
腹を満たして 生きている日々
増えていく量産された亡者達に
怯えている ひとひらの青葉

引っこ抜かないで まだ手折らないで
触れた指を 葉の先が裂いた

真っ黒に 濁りきった瞳では
誰かがくれた水も 泥に見えたのさ
それでも芽は 歌い続けていたの
悲しみを枕にして 眠る私への子守唄を


背を伸ばす 私の夢は か弱くて
不安の霧が 視界を曲げる
ちっぽけな勇気に反比例して遠のく
恐れている ひとひらの青葉

大切にしたい まだ枯らしたくない
風に吹かれ 葉の先が揺らぐ

ひび割れて 穴が空いた心では
嬉しいのに何故だろう 嘘に思えてさ
それでも芽は 歌い続けていたの
苦しみに根を生やして 上を向いて


立ち止まる度に 思い出す
私の心を映す 道しるべ

あの旋律も 言の葉も 今も この耳に


真っ黒に 濁りきった瞳でも
貴方がくれた水は 美味しかったのさ
…私はただ 歌を愛していたのだ

真っ黒に 濁りきった瞳でも
貴方が見せた光 優しかったのさ
私はただ 歌い続けていよう
悲しみを言葉にして

向かう未来への子守唄を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

あおば

等身大の私のため閲覧注意w

閲覧数:91

投稿日:2019/11/24 22:13:52

文字数:545文字

カテゴリ:歌詞

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