誰が為 凛として咲く
愛し 狂おし 恋桜

いつかまた出逢えると 信じて別れたあの日
貴方だけを愛し抜き 待ち続けると誓った

貴方がくれた約束 支えにして一人歩む
瞼を閉じればいつも 優しい貴方の微笑み(えみ)浮かぶ

誰が為 凛として咲く
愛し 狂おし 恋桜
願わくば わたしの想い
花風に乗せ 伝えたまへ

何度季節廻れど 色褪せぬ花の如く
貴方を想う気持ちは 露程も変わらぬまま

この声もこの身体も 全ては貴方に捧げたもの
他に晒すくらいなら 全てこの手で終わらせよう

誰が為 凛として舞う
哀し 美し 恋桜
願わくば わたしの魂(こころ)
その内に 宿らせたまへ

貴方が愛してくれた 声と身体は失くしたけれど
変わらぬ心で永久に 貴方だけを待ち続けよう

貴方がくれた約束を 今も信じて待っている
どれだけ時間(とき)が掛かろうと いつかきっと必ず――

貴方が為 咲くわたしは
愛し 狂おし 恋桜
千年先も その先も
色褪せぬ花 咲かせよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

恋桜

「恋桜」は一つの物語になっています。
イメージの元となったのは源義経の恋人、静御前です。
(最終的にはオリジナルの物語ですので、実際の静御前像とは異なります。)

* * * * *

昔々、心より愛し合う若い男女がおりました。
しかし、とある事情により二人は引き裂かれてしまいます。
別れの際、男は「どれだけ時を経ても必ず帰ってくる」と約束を残しました。
女はその約束を支えに、二人の想い出が詰まった桜の元へ通いながら一人生きます。
ところが数年後、男と別れる原因となった者のところへ嫁ぐことが決まり、女は想い出の桜の下で自害します。
その後、桜の精となった女は愛する人との再会を信じて、千年以上の時を経て美しい花を咲き続けるのでした。

閲覧数:496

投稿日:2014/06/24 17:59:55

文字数:429文字

カテゴリ:歌詞

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