街はずれの小さな港に
一人の少女がたたずんでいました
彼女の手にはガラスの小瓶が握られています
彼女がこの海に来た理由は
昔に弟が教えてくれた
ひそかな言い伝えからでした

「願いを書いた羊皮紙を」
「小瓶に入れて」
「海に流せばいつの日か」
「想いは実るでしょう」

海に入れたガラスの小瓶は
静かにゆっくりと流れていきます
願いを込めたメッセージは
水平線の彼方にへ向かって
静かに消えていきます

彼女はとてもわがままな娘でした
そのことでいつも弟を困らせていましたが
弟はそんな彼女の願いをなんでもしてあげていました

しかし その弟はもういません
悪逆非道の「悪ノ娘」と呼ばれ
殺されそうになった彼女の身代わりとなって
死んでいきました

小さな願いは 流れていきます
彼女のココロからは
涙と少しの後悔が零れだしていきました
彼女が自らの罪に気付いたのは
全てが終わってからでした

ガラスの小瓶は彼女の願いを
水平線の彼方へと送っていきます
彼女がガラスの小瓶に込めたメッセージ
それは・・・

「もしも生まれ変われるならば・・・」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

リグレットメッセージ

童話風

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閲覧数:316

投稿日:2011/07/30 23:38:43

文字数:501文字

カテゴリ:小説

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