歩く 背中 月夜に 照らされて
涙が 零れてく 一滴(ひとしずく) また 光る
息が 白く ちいさな 足跡が
凍った 道を行く 今でも 独り

夜更けに 旅立つ おもちゃ達
仲間と はぐれ 声を殺す

たからもの 詰まってる 箱のなか出て
広い世界 見つけた 意味はあるはず
少しずつ 踏み出して 明日を探す
どこかにある 居場所を 守りにいこう

夢を 運ぶ 星空 きらめいて
ぜんまい まわすたび 刻まれる 時 うつつ
頬に 触れる やさしい 雪明り
心が 切なくて 寂しい 旅路

それでも くじけず 続けるよ
いつかは 実る 物語を

信じてた 箱のなか 飛び出した日に
見上げた空 包んだ 満天の星
あの日から 始まった 冒険の日々
一歩一歩 近付く 大切な場所

会いたい 気持ちを 募らせて
会えない 友の 名前を呼ぶ

懐かしい 箱のなか 飛び出してから
楽しかった 思い出 仕舞い込んでた
叶うなら もう一度 みんなの笑顔
焼き付けたい それから 語り合かそう

届かない 願いでも 諦め切れず
誰もいない 雪原 独り彷徨う
帰りたい 場所がある 明日を信じ
どこかにある 居場所を 守りにいこう



*ひらがなver*
あるく せなか つきよに てらされて
なみだが こぼれてく ひとしずく また ひかる
いきが しろく ちいさな あしあとが
こおった みちをいく いまでも ひとり

よふけに たびだつ おもちゃたち
なかまと はぐれ こえをころす

たからもの つまってる はこのなかでて
ひろいせかい みつけた いみはあるはず
すこしずつ ふみだして あしたをさがす
どこかにある いばしょを まもりにいこう

ゆめを はこぶ ほしぞら きらめいて
ぜんまい まわすたび きざまれる とき うつつ
ほほに ふれる やさしい ゆきあかり
こころが せつなくて さびしい たびじ

それでも くじけず つづけるよ
いつかは みのる ものがたりを

しんじてた はこのなか とびだしたひに
みあげたそら つつんだ まんてんのほし
あのひから はじまった ぼうけんのひび
いっぽいっぽ ちかづく たいせつなばしょ

あいたい きもちを つのらせて
あえない ともの なまえをよぶ

なつかしい はこのなか とびだしてから
たのしかった おもいで しまいこんでた
かなうなら もういちど みんなのえがお
やきつけたい それから かたりあかそう

とどかない ねがいでも あきらめきれず
だれもいない せつげん ひとりさまよう
かえりたい ばしょがある あしたをしんじ
どこかにある いばしょを まもりにいこう

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

トイボックスファンタジア

心安らげる場所を探し、独り歩いていくおもちゃの物語を紡がせていただきました。
切なく寂しげな雪景色をイメージしております。

元々は応募作ですが、落選いたしました。

閲覧数:75

投稿日:2018/02/11 15:09:48

文字数:1,113文字

カテゴリ:歌詞

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