日曜の昼下り。
退屈なテレビ、雲交じり灰の空。
閉じた窓の中で、
どこかへ逃げるように
白昼夢を綴る。
いつか空を飛んでいく
渡り鳥の夢を見ていたの。
ここではない場所へ、明日へ、
私を連れ去ってくれよ。
それから少し時間が経って、
加速続く日々に
振り落とされかけていた。
逃避して、
意識を溶かした青で描く
青写真を眺めていた。
いつか最果ての街を
抜け出して南西を目指すの。
海を臨む街の中で
私になりたいの。
さよなら。
この物語が始まってしまった街よ。
また会う時が来たとして、
お互いきっと覚えていないよ。
私はここには居ないの。
いつだって夢の中にいるの。
数年後、未来でまた
私に会いに来てくれよ。
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回遊に至る夢
5作目。近日ニコ動とつべにも公開予定。
プレべでのコード弾きを取り入れたリフを起点にテンポや拍子を変えながら進行するうっすらマスロックになります。
北の国の狭い街で生まれた「私」。
白昼夢と青写真の中で見た景色から、外の世界への憧れを抱いていく。
「私」という物語が始められてしまった街を飛び出し、「私」の描く未来へと回遊を目指す。
そんなイメージの歌詞になりました。歌詞も後で乗っけるのでそちらもどうぞ。
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