壁の傷
寝転んだ畳
躓いた段差
残る思い出色色
嫌な事も
良いことも
ひとつひとつ
年輪のように刻んで
幼い背はいつしか
大きく大きくなりました
あなたから貰ったものは
私の中で根を張って
やがて出会う誰かヘと
与える側になるのでしょう
「前略お元気ですか?
こちらは元気です」
優しく見守るカタバミの花に
そっと背中を押された気がして
振り向くこともあるけれど
木漏れ陽作る大樹のように
雨の日にさす傘のように
そんな温かさ胸に刻んで
忙しない街を生きていきます
いつか背伸びした私の姿で
あなたに会いに行く日には
どうか笑顔で迎えてください
どうか変わらず元気でいてください
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