「クオのば~か!!」
私は、ベッドの上にあるクッションを壁に向かって投げた。
「記念日を忘れるなんて、ありえない!!」
私は、半泣きで過去の記憶を頭に浮かべた。

1年前のとある日
『クオ君、私と付き合って!!』
『へっ?』
『私、好きなの!!!』
『えっ、あぁ・・うん良いけど。』
『本当!?』
『うん。』

-確かに付き合い始めたのも強引だったけど・・・
クッションを投げた壁を見つめながら、ぼ~っと考えていた。このまま、何もなく関係をが終わってしまうのか・・・
「クオ・・・・」
呟くと、家にインターホンの音が響き渡った。私は、慌ててドアを開けた。
「は~い、どちらさ・・・」
「ゴメン、ミク。」
「・・・クオ!!!」
「今ちょっといい?」
「うっうん。」
私達は、寒い中2人で道を歩いた。クオは何も話さず、前を見ていた。
-なんだろう・・・
「ミク、ごめん。」
「えっ?」
「この前の記念日・・・忘れてて。」
「クオ・・・もしかしてソレを言いに来たの?」
「まっ、まぁな。」
これは素直に嬉しかった。さっきまでの重たい空気から一変、心がはずんだ。
「良かった。覚えててくれて。」
「そりゃ、忘れられないだろ。」
「フフ、そうだね♪」
私は、手を温めながら、喜んだ。するとクオは、いきなり私の手をとった。
「クオ!?」
すると無言で、クオおコートのポケットに私の手をそっと入れた。ビックリし過ぎて言葉が出ない。
-温かい。 
「ミク、俺も好きだから。」
「えっ、うん・・うん!!!!」
クオの顔をじっくり見ると、耳まで真っ赤で握っている手が熱かった。すると、いきなりクオの携帯が鳴った。
「あっ、ちょっとゴメン。」
私はクオのコートのポケットから、手を出すとクオは少し離れて誰かと話していた。すると手の指に何か違和感があった。
-なんだろう・・・
そこには、小さな指輪が私の指にはまっていた。
「えっ・・・?」
クオ戻ってくると私は手を見せて問いただした。
「クオ、これ!!!」
「ビックリした?」
「しまくりだよ!!何、これ!!?」
「サプライズ・・のつもり。記念日のプレゼント。」
私は自然と涙を流してしまった。さっきよりも嬉しい。
「ちょっ、泣くなよ・・・」
「うっ、うっ、ありがどーーー!!」
「別に・・・」
クオは、照れながら私の前を歩いていった。そんなクオの腕に巻きつきながら、私達は長い長い道を歩いていった。
-クオ、私も大好きっ!

                          ~♯1 完~   

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

学生クオミクの日常 ♯1

サプライズ・・になったのだろうか?ww
クオミクは、可愛いですww
この前、クオミクの悲しいお話を書いたのでラブコメっぽくしてみたかった・・・

読んでくださった方、心よりお礼を申し上げます☆

閲覧数:408

投稿日:2011/03/23 20:54:37

文字数:1,063文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

  • 関連動画0

  • 紅華116@たまに活動。

    コメント失礼しますww

    クオミク良いですよね!!
    クオのサプライズ可愛いです^^

    2011/03/23 21:28:04

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