メロディックラバー

裁いてよ裁いてよだなんて
僕は言えないんだ
存外痺れ続ける鼓動
存外回らないんだ頭脳

宥めてよ宥めてよだなんて
君は言えないんだ
今日も輝く朝日を
身に染みて忌ている

冬が寒いのは夏が暑いから
萎える萎える僕は脆弱で
夏が暑いのは冬が寒いから
映える映える君は贅沢で

捌いてよ捌いてよだなんて
僕は言わないんだ
案外消え続ける機能
案外増え続ける疑問

咎めてよ咎めてよだなんて
君は言わないんだ
勝ち取られた旋律を
身に染みて聴いている

灰にまみれた万年青の中で
萎えろ萎えろ僕は脆弱で
愛にまみれた蓮華の中で
映える映える君は贅沢で

煤が舞っている雑踏の中で
綯えよ綯えよ
幼気な紐を
五線譜に植えた秩序の花が
生える生える
意味はもう知らない

消えないように気遣っていた
知れないように隠されていた異様な唄を

甘酸っぱくても
良いんじゃない?
しょっぱくたっても
良いんじゃない?
だって
そんな未来を
生きていくつもりは
無いんだから

悲しくたっても
良いんじゃ無い?
泣きじゃくっても
良いんじゃ無い?
だって
それで笑える
こんな世界で
だって
それで歌えるなら

戦いは終われないぜ

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メロディックラバー

閲覧数:106

投稿日:2016/02/07 14:31:52

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

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