青空感想文

投稿日:2021/12/03 20:50:20 | 文字数:808文字 | 閲覧数:28 | カテゴリ:歌詞

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遠ざかる嵐だった黒雲を見送って
背後の青空にかける声を失って
何をしていいかわからないから
たたずっと上だけ眺めていたんだ

空に地面があったら僕たちは
俯いたって夕焼けを望めるのに
水たまりに切り取られた空は
居心地が悪くて窮屈そうだった

流れ星を探すのに見上げ続け
ひとつも見つからずに首は痛む
恥ずかしがらずに寝転ぶしかない
草花に紛れていたあの頃みたいにさ

誰かのせいにして帰ろうとした時
自分だけ見えてた一瞬光った跡
いつまでも黙っていたってそれは
自分のものにはならないのにさ


一方的過ぎる関係はみんな星くずみたい
お互いすぐに消えていくのに何かを残す


暮れかけた夕暮れを止められないまま
無力さに打ちひしがれる君の姿を
僕らはただ見ていることしか出来なくて
「この空を覚えていて」って声が忘れられず

星のない空に価値を見出すのはきっと
意志のない僕らに値段を付けるようで
どこからかくすねた割引シール貼りあって
プライスレスなんて言い訳しといて

言葉の通じない人の中で見る空も
「そっちと繋がってるよ」なんて言って
画面越しの笑い声が少しぎこちなくて
衝動的に会いに行きたくなる今すぐ

どうせこっちの流れ星は見えない
僕らの浴びている涙雨も降らない
君の飾らないその笑顔はもうない
あの時の夕焼けだけが僕らの合図

あの日の夕暮れを探しに行こうよ
路地裏からビル街から煙突越しに
あの夜の星空を見つけに行こうよ
海沿いから川岸に沿って国道抜け

誰かがふざけてスマホライト手にして
星を盗んだフリをしながら笑ってる
「きっと私の星だよ」って遠くで涙して
返してあげるからおいでよって言えない

今すぐ取りに帰ってきなよなんて
誰も口に出来ないくらい無力なんだ

誰も注文していない朝焼けは
誰のイタズラなんだろうって

あの頃と何も変わらないじゃないか
いつだって無邪気な頃の空の下だ

密かな呪文があなたの片隅で灯るように

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