裂け出した椿の果
一握の種
末枯れた日々を掠めては
又、乾風が刺す

何時か見た徒夢から
覚め遣らない儘
未だ

想いの丈で着飾り
貴方の元へ飛びたい
香り高く 儚く散る為

周り出す四季の折
止まぬ調べに身が疼く
奇を衒わず あどけない
昔日に焦がれる心は
風に舞う落ち葉のように
貴方を彩る
芸術に成りたかった

降り出した細雪
苟且の華
泡沫の日々は飽く迄も
唯、夢の後書

何も手に残りはせず
ふわり、溶けていく

雪化粧を踏み均して
見目も崩れた此の身の
望みは唯一つだけ
貴方との逢瀬

周り出す四季の折
止まぬ調べに身が疼く
奇を衒わず あどけない
昔日に焦がれる心は
街に咲く灯のように
貴方を模る
景色を担いたかった

(目を見開いた 君が笑った
耳を塞いだ 耐えられなかった
愛されたかった 愛されたかった
春を見ていた 春を見ていた)

風に舞う六花のように
貴方を綾なす
芸術に成りたかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ゾイトロープ

閲覧数:1,347

投稿日:2020/01/31 19:44:08

文字数:407文字

カテゴリ:歌詞

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