褪せたグラフィティ 転がした安寧を落とし
灰に溺れながら共に踊ろう

渦巻いた黒い喪 暗がりの決戦に備え
背後に浮く影に気をつけて火をつけて

見せないこと 隠したいこと
虚栄ばかりだからもう瞑って
情けなんて蚊帳の外だ
飛び越えてしまえよ

傷を刺した雨止みを願い 完全な凱旋を欠いた
不死のドッペルならまた悔いを述べ
冴え惑った背中を吊れど 血に裂けたその口を割らずに
振り絞ったコードを囁いただけ

遠吠えがいやに響き薬莢が咽ぶ

夢の果てはここにあるか

方や冥土に唾を吐いた
あざとさはここじゃ痣だから
踵鳴らす生還のために
あどけない笑顔を見せないで
わざとらしい嫌悪はまた後
偏った焦燥の裏表
躊躇った戦線は虚空に
飛び散った新星は動かずに

「今更もう仇せないから
今日だけは共犯者で行こうぜ、
アンタらの首を狙ってる。
その時はいずれ来る」

行末なきセルロイドの夢 狂疾は偏愛の最中
締結は未だ綻びたまま
今宵の緋 弾倉はもう賭け
終わりのない喧騒はどうして?
刻み込んだ脳裏と撃鉄を起こす

暗澹を招く星が燦然と呻き出す
贈る言葉はさよならか

夢の果てはここにあるか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Genger 歌詞

閲覧数:33

投稿日:2021/05/09 18:17:11

文字数:496文字

カテゴリ:歌詞

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