絶え間なく押し寄せる街の人波に飲まれそうで
影を潜める心の声が 掻き消される
脆い感情回路が歪み始めて乱れ出した 
異常シグナル受け流す余裕が崩れ去ってく


意識のプラグに繋いだ理性が静かに砕け散って宙を舞う
居場所を失くしたモラルがこの街に溢れる


交差してゆく人達の影に何度も追い越されて
何かににしがみついて生きるほど弱さを見せたくないの
堕ちてゆく現実の果て流す涙も枯れてしまう
まるで操り人形みたいに振る舞い続けているVICE



曖昧に正当化されたプログラムが狂いだした
フィードバック制御不能 臨界点突破した心が消えてく


甘い理想観にしがみつくだけじゃ今を変えることはできないでしょ
苦い悲愴感がこの胸の中を掠める


虚ろなこの世界に深く沈んで溺れて藻掻くほど
つまらないこの日常を憂いているわけじゃないの
電気仕掛けのこの心に繋がれた愛を見失う
言い訳さえ見つけられずただそこから逃げ出していた



冷たい月が奏でる儚い音に導かれて
モノクロームに染まり始めた夜が啼いている



交差してゆく人達の影に何度も追い越されて
誰かに縋って生きてくくらいならここでサヨナラだ
堕ちてゆく現実の果て 抱いた悲しみさえ灰となる
新たなシナリオ描いて全て忘れてしまえばいい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Jaded Electric Doll

閲覧数:434

投稿日:2015/04/14 23:40:56

文字数:546文字

カテゴリ:歌詞

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