傷悴インターセクト


俯瞰的謬見(ロジック)の溜まり場で煙草を燻らせ
威風堂堂と典型の溝へ 排水を垂れ流す
標準を定めた破落戸の声 油を抱えて
正義の形をして悄然と注ぐ 二進も三進もないな

酷く脆い善と悪が 網膜に貼り付いて
気が付けば ただ正解(それ)だけを求める
悖理した中毒(ホリック)みたいだ

遥かな双璧を前に荒んだ言葉
顔を覆え etc.
侘知な理想を前に悪道化て魅せる
腐り始めた自己同一性(アイデンティティ)に
鍵を掛けて 躍れ 躍れ



恣意的恫喝(トリック)の苗床で歯車の清掃
赤錆びた夢の鋳型に 僅かに残った理想

疾くに廃人(ゾンビ)となり 逃避行なりしているだろう
遅効的没個性 その最中

舞踏会へ誘く招待状
夙に愚痴(ジョッキ)と愚痴(ジョッキ)の攻防

不意に覗く真の姿 宛ら悪魔の様
手を取れば 紳士的な前戯(アプローチ)
乖離した これは夢か

確かな双璧を前に立ち尽くしては
夢か現 etc.
失った幸福と引き換えた余生と
また匿った自己同一性(アイデンティティ)に
問い質して 躍れ 躍れ


もう止めて 軈て概そ狂い始める再演(リプレイ)
目が覚めて 夢を脳髄(そこ)に返しても
傷悴は逃げやしないから


遥かな双璧を前に嗤(にや)けた私
顔を晒せ etc.
侘知な理想って物に決着を付けたら
腐り始めた自己同一性(アイデンティティ)の
鍵を開けてよ


さあ躍れ


現実を前に隠れた未来
それが如何した etc.
黎明 脚光(スポットライト)を惑わせてみろ
飾り始めた君の人生(ステージ)
闇に溶けて 躍れ、躍れ!







ふりがな [一音] 


ふ[かん]てきろじくのたまりばでたばこーくゆらせ
いふどーどーとてんけーのどぶえ はいすいおたれながす
ひょうじゅんおさだめたごろつきのこえ あぶらおか[かえ]て
せいぎのなりおしてしょー[ぜん]とふれば にちもさちもないな

ひどくもろいぜんとあくが もうまくにはりついて
きがつけば ただそれだけおもとめる
はいりしたほりくみ[たい]だ

はるかなそーへきおまえにすさんだことば
かおおおおえ えとせとら
ちゃちなりそーおまえにおどけてみせる
くさりはじめた[あい]でんてぃてぃにかぎおかけて おどれ おどれ


しいてきとりくのなえどこではぐるまのせーそー
あかさびたゆめのいがたに わずかにのこおたりそー

とくに[ぞん]びとなり とーひこーなりしているだろー
ちこうていぼつこせい そのさなか

ぶとうかいえおびくしょー[たい]じょー
つとにじょきとじょきのこうぼー

ふいにのぞくしんのすがた さながらあくまのよお
てをとれば しんしてきなあぷろおち
かいりした これわゆめか

たしかなそーへきおまえにたちつくしてわ
ゆめかうつつ えとせとら
うしなたこーふくとひきかえたよせーと
またかくまあた[あい]でんてぃてぃにといただして おどれ おどれ

もーやめて やがておよそくるいはじめるりぷれー
めがさめて ゆめおそこにかえしても
しょー[すい]わにげやし[ない]から


はるかなそーへきおまえににやけたわたし
かおおさらせ えとせとら
ちゃちなりそーてものにけりおつけたら
くさりはじめた[あい]でんてぃてぃのかぎおあけてよ


さーおどれ


[げん]じつおまえにかくれたみらい
それがどーした えとせとら
れいめー すぽとらいとーまどわせてみろ
かざりはじめたきみのすてじ やみにとけて おどれ おどれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

傷悴インターセクト

疲れ切った浮き世のダンスパーティー
躍った者は救われる

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投稿日:2019/12/12 12:33:58

文字数:1,468文字

カテゴリ:歌詞

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