バベル
言葉すら奪われた少年がいた
「ありがとう」さえ言うことができなくて
死の間際 少年の呪いは解ける
彼はもう最期の言葉を決めていた
彼を忘れた 大嫌いな世界
彼が見捨てた 大嫌いな世界
「愛してる」なんて上っ面だけの言葉
信じてるのなら救いようがないよ
愛は求めるものでは決してないと
決めたのは神か政治家か
いずれもろくなもんじゃない
心まで染められた少年がいた
少年はすべてを忌み嫌っていた
死の間際 自らの呪いが解けたら
ささやかな呪詛を残すと決めていた
彼が忘れた 大好きだった世界
彼を見捨てた 大好きだった世界
彼の命は唐突に失われた
思ったより早く 死が彼に追いついた
彼が守った見ず知らずの少女は
冷たくなっていく彼の手を握りながら泣いていた
「愛してる」なんて上っ面だけの言葉
信じていたいと それでも思っていた
少年がついた 最初で最後の嘘
「君のせいじゃない
大丈夫
すこし眠いだけだから──」
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「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
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苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
冬眠できない熊の肌
雪は積もり友もおらず
虚しさに駆られて自傷中
暗闇の答えを問うたとて
ある時饒舌ある時沈黙
虚しさ語る君自称通
人を導くそれは天使か悪魔か
弁明の果てに晒す核心
それが無知故か賢者が故かすら
君に委ねる僕が馬鹿...明日をタロットに
あふれいど
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