「レンーびっくりしたよ!」
けどレンは俯いたまま視線をリンに向けない。不思議に思ったリンはレンの視線の先を見た。

「あー!」
驚くリンにレンは
「あったよ四つ葉のクローバー。リンとって?」
リンは大きく頷いて、そっと手を伸ばした。
その時、声が聞こえてきた。

「リン!ほら来なさい」「レンはこっちだ」

なんとなく
なんとなくわかっていた。こんな日がくる事を。

それでも母親に手をひかれレンを遠くに感じてリンは悲しくて泣いた。

レンも泣きながら追いかけようとしても、それを許さないかのように父親の手がとめる。

リンの姿が見えなくなって、父親はレンの手を離した。

リンが願い事をする筈だった四つ葉のクローバーをレンが摘み取る。


なんとなくわかっていたこんな日がくる事を。


四つ葉のクローバーに願う



リンの幸福を。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

幼イ記憶【悪ノ召使】2

mothy_悪ノP様の【悪ノ召使】【悪ノ娘】の幼い二人を書いてみました。
毎日聴いてる好きな曲で、どうしても幼い頃の二人を書いてみたくなり書かせて頂いたのはいいけれど、文才の無い私にはこれが限界で落ち込む結果になってしまいました。不愉快に思われた方もいると思います。本当にすいません。

mothy_悪ノP様のご指摘があれば即削除します。

閲覧数:168

投稿日:2009/03/30 02:34:19

文字数:368文字

カテゴリ:小説

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