暮れる空 夏の日々
あなたの髪の香りと迷い風
水辺に残る蟬時雨と
唄う蜩

浴衣の袖に秘めた
私の想いは熱を帯びたまま
鳥居の下で二人きり
息を潜める

遠くに視える町の灯りと
微かに届く祭囃子と
カラカラ歩く二つ足音
夜の帳に溶けてゆく

夏夜空 咲き乱れた
淡い憧れと色づく恋の花
あなたのその横顔を
隣で見つめる 初めての夏の夜

藍色の空架かる
星屑の河に思い馳せながら
冷たい蜜も溶け合う程
泳ぐ月船

やがて消えゆく町の灯りと
とうに聴こえぬ祭囃子と
ハタハタ揺れる二つの影は
夜の黙に落ちて行く

水鏡 映る世界
二人で漂う 星屑の海辺に
あなたの白い左手に
少し手を伸ばす この気持ちに気付いて

浴衣の袖に秘めた
私の想いは口に出せぬまま

触れる指 変わる世界
終わる夏の夢 叶えてみたいのよ
あなたの紅い唇が
そっと囁いた 甘い恋の魔法
終わらない夏が来る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ノウリョウサイ_Lyrics

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投稿日:2016/11/24 19:22:11

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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