村は荒れている  街も世界も壊れてく
 会話のない大人達  笑顔のない子供達
 あらゆる物が 失われてゆく 減っていく

 僕の唯一の楽しみは 森に木の実を取りに行く事
 空腹と恐怖を忘れるために
 そこで出会った怪我したウサギ
 震えて丸まる小さなウサギ

 僕はそっと抱き上げて 荒れた村に連れ帰る
 大人達に見つからないように  空腹の餌食にならないように
 隠れ家造って手当てした
 独りぼっちの僕には キミは暖かくて優しくて心安らいだ(ウサギは思う キミは優しい子だね)
                                  (ウサギは思う キミは寂しいんだね)
 村は益々酷くなる  街も世界も黒くなる (ウサギは思う 助けてくれて アリガトウ)
 己だけの大人達   飢えて泣く子供達
 あらゆる物が 失われてゆく 減っていく

 僕はウサギに逢いたくて 毎日隠れ家訪れた
 ウサギの怪我は治ったみたいだ
 僕が来るのを待っててくれる
 大きな耳をパタパタさせて 僕のもとに走ってくる

 
 空腹と恐怖を忘れる 楽しい時間も限界だ (ウサギは思う  苦しいんだね)
 ずっと何も食べてない 足が震えて歩けない(ウサギは思う  お腹空いてるんだね)
 目も霞んで 視界が暗くなる (ウサギは願う  神様お願い)
 ウサギさんゴメンね   キミを見る目が変わってきてる (僕の体を大きく大きく大きくして下さい) .
 早く逃げて..神様お願い..ウサギを助けて.(皆がお腹いっぱいになるだけの 大きな体にして下さい)
 
 大人達が騒ぎ出す  魔物が来たと  大きな大きな魔物が来たと
 空を覆う程の怪物が村めがけて やって来た
 狂気と歓喜の声を挙げ  手に手に武器持ち 走ってく
 僕は隠れてそれを観ていた  一瞬魔物と目が合った気がする
 空腹のせいかな? 朦朧としてたせいかな?
 魔物の目は 僕を見て笑った気がする  懐かしい気がした(僕を食べて キミが元気になるために)
 
 何故か抵抗もせずに 大きな大きな魔物は 最後に (僕を食べて キミの笑顔のために)
 一声啼いて 倒れ込んだんだ  (僕を食べて キミの未来のために)
 ウサギの姿は どこにも  (僕を食べて 助けてくれて アリガトウ)
 森に帰ったのかな?   (神様アリガトウ 願いを叶えてくれて)
 また 逢えるかな?
 僕  元気になったよ                                                       

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

(仮)ウサギ   

  
互いを思いやり分け与える気持ちと食べる物がある事への感謝を
込めて書きました(o^^o)  
誤字脱字があるかも  ご了承下さいm(_ _)m

閲覧数:77

投稿日:2011/02/02 18:54:09

文字数:1,082文字

カテゴリ:歌詞

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