【メロ】
遠く遠く
陰る道筋

灯る灯る
あれは篝火


重なり続ける、記憶の綾を
すり抜けてく笑顔 ふわり


【メロ 】
朽ちないからだに
風化する記憶
僕は来た
別れ積み上げ


壊れぬために忘却が襲う
それでいい
此処から見上げ

目を閉じれば
浮かぶ懐かしさ
指先触れた温かな熱

でも思い出せない
あの顔がもう


【サビ】
なびくなびく
風に鬣(たてがみ)

駆ける駆ける
誰も届かぬ

錆び付き廃れた、零れる記憶
その隙間を満たす 吐息

【メロ】
忘れることなど
悲しくはない
僕のなか
刻み続ける

生きてくために忘却が覆う
それでいい
扉よ閉じろ

夢満ちてく
深くおぼろげに
いとしい声が胸に染みてく

でも思い出せない
あの人がもう


【Cメロ】
忘れたくない
忘れていく
忘れてしまう
忘れられぬ


降りしきる記憶の針
降り積もり肌を刺す
かすかなかすかなこの痛み
ちりちりとちりちりと
闇に光り続けろ

【サビ】

回る回る
水に溶けてく

長く長く
伸びた影道


語る語る
言葉紡いで

沈め沈め
時の水面に


色褪せ、掠れ、擦り切れた過去
その綻び拾う じっと



歩く歩く
砂を踏みしめ

生きる生きる
忘却のなか

ここから伸ばす、忘れてしまう
愛しいものへ 腕を

伝う伝う
人から人へ

継がれ継がれて
いつしか唄に

あなたの生きた、名残とともに
欠けた鍵を胸に ずっと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

忘却を生きる

大好きだった人たちの顔を思い出せないことがあります。
記憶は摩耗するんだなあと思った時に、これが何千年と生きるのだとしたらどんなふうになるのだろうか、と想像した末に書いたものです。

今作曲の人と交渉中ですー

閲覧数:643

投稿日:2008/11/27 11:11:57

文字数:615文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • 裏花火

    裏花火

    ご意見・ご感想

    ∑あ、あああああありがとうございます!!!
    はい、い、いちおう「からだ」のつもりです(きおく、に対応させるために)

    本当にありがとうございます!
    そして、一曲作り上げることは本当に大変なことだと思います。
    こうして報告したからと言って、完成させなければならないと義務感をお感じになられたりしませんよう。
    もし。もしも、ほんのちょっとでも出来たら聞かせてください!それだけで凄くうれしいです!私は本当に歌を作れない人間なので!

    少しでも創作のお役に立てたら嬉しい限りです!

    2008/04/09 23:25:56

  • makidu

    makidu

    その他

    ・・趣味にて勝手に節付けをさせて頂いております。大して変わらぬやも知れませんが、

    1行目の「身体」の読みは「しんたい」ではなくて「からだ」でよろしいですかね?

    ちなみに作っておる節ですが、まだpiaproにも何処にも公開するかどうかは分からぬ代物でございます。「曲」として体裁を備えたものになるかしらん..orz

    2008/04/09 00:10:14

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