小説【とある科学者の陰謀】第八話~悪の組織、始動~その2

投稿日:2011/06/10 23:42:31 | 文字数:5,505文字 | 閲覧数:257 | カテゴリ:小説

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ごめんなさい!凄くお待たせしてしまいました!!そしても一つごめんなさい!書いてる途中で6000字超越したのでその3突入しました、本当に申し訳ありません!色々詰め込んだらこうなってしまったんだ……その3はすぐ上げますので!

まずはお借りした亜種達を紹介します!!

azuki&nagisaさんより
・写音ミラー(http://piapro.jp/t/e1qf)
・相柳音レイキ(http://piapro.jp/t/RdwR)
・虚空音ラミア(http://piapro.jp/t/AcXV)
・罪音エンマ(http://piapro.jp/t/qarh)

四人お借りしました!

紅蓮鴉【クレア】さんより
・戯音マイ(http://piapro.jp/t/pTKO)
・戯音サウ(http://piapro.jp/t/2HeZ)

二名お借りしました!

此花ヴァンニーさん
・凱瑠クロア(http://piapro.jp/t/CU-k)
・魁流イアル(http://piapro.jp/t/_FRR)
・霊留キリア(http://piapro.jp/t/_FRR)

三名お借りしました!

・きなつさん、sinneさん

今回は登場させられませんでした……本当に申し訳ありません!!
一応ちゃんと登場の場は考えているんですが……本当にすみません!!ちゃんと出します!!約束しますので!!

皆さん本当にありがとうございます!そして今後もお願いします!
キャラの性格等違和感あればどんどん言って下さい!超謝って修正いたしますので!!

そしてもう一つ!自分の申し出により、オセロットさんの作品「VOCALOID HEARTS」とのビッグなコラボが成立しました!
【陰謀】が「VOCALOID HEARTS」の前日談、という形になります!

オセロットさんの作品を読み、どのように二つの世界が繋がるか、楽しみにしてみて下さい!!

「VOCALOID HEARTS」へはこちら→(http://piapro.jp/t/LjP9)

我が作品を楽しみにしてくれるみなさまに今日も目一杯の感謝を……その3は、宴だああああああああああ!!!!!!!!

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TEXT
 

草木も眠る丑三つ時、ピアプロセントラルビル内部。非常灯の頼りない緑の光に照らされた廊下の上に、怪しげな三つの影が浮かび上がる。

「こちら実行A班。現在地七階、3-Fです。指示を」

『こちら指令班。周囲に生体反応なし、そのまま予定通りのルートで3-Dまで向かって。その後、連絡があるまで待機』

「了解しました……おっと、警備ロボです。気をつけて……よし、行きましょう、シグさん、デルさん」

雑音の指示を受けながら、俺たちは先に進む。俺とデルの前を先行するのは相柳音レイキというボカロだ。長い青髪で片目を隠していることと、背中に刻まれた711の数字が特徴で、どこかの民族のような衣装を着ていた。しかし現在は全身を黒いライダースーツのような服で覆い、ヘルメットを被っているのでそういった点は全て隠れてしまっている。
因みにこのスーツは「戦闘員の制服」としてびんぞこから交戦の可能性がある部隊全てに支給されたもので、やはり無駄に高性能だ。見た目も存外まともと言える……ヘルメットの額とスーツの胸の部分に、《BINZOKO》という文字と共に組織のシンボルマークが刻まれてさえいなければ。

「はぁ……このデザインだけはなんとかならなかったもんかな……」

「ああ、全くだ……テメエなんざと気があっても嬉しくはねえが」

「そりゃあこっちの台詞だっつーの。てかお前と意見一致して喜ぶ奴っていんの?」

「テメエ、喧嘩売ってんのか……!」

「二人とも、静かに!!集中してください」

ヒートアップする俺たちをレイキが諫める。さっきの俺とデルのそれなりに大声な会話が周囲に気付かれた様子はない……というのも、このヘルメットには通信機能もついていて、外に声を漏らす事なく会話出来るのだ。もっとも、俺とデルは子機扱いなので親機のレイキのように通信先を変更したりはできず、会話は必ずレイキの耳に届いてしまう事になる。
黙って歩いていると、やがて指定された場所までたどり着いた。

「ふう……連絡が来るまで休憩としましょうか」

「わかった……ああ、なんで俺がこんな事を……」

床にもたれかかり呟くデルの首にチョーカーのような物が光る。雑音が使ったあの装置を小型化したもので、これがあるが故に彼は今も大人しくしているのだ。そしてなぜか同じ物が俺の首にもついているが……理不尽には慣れるしかない。

「もう諦めろ、それが一番だぞ……レイキ、まだ指令班からの連絡はないのか?」

「ええ、まだです……おっと、今きました、あれ、でもこれは陽動班からですね……何かあったんでしょうか」

レイキが戸惑ったように言った。
今回の作戦では、実行A・B班、陽動班、指令班の大きく分けて4つの班に分かれている。
陽動班が玄関口付近で暴れ、そのおかげで手薄になったビル内部を、それぞれ別ルートから攻略しようと言うわけだ。
指令班からの通信を俺たちは待っている訳だが……訝しみつつもレイキは通信を接続する。

「こちら実行A班。何かありましたか?」

『あ、繋がった。レイキ、やっほー』
耳元にここにはいない筈の者の声が響く。声の主の名は虚空音ラミア。ピンクの髪の毛に赤い目をもつ。レイキと同郷のボロの為か、どこかの民族のよう服装をしていた。

「突然連絡など……何かありましたか?」

『いや、そういうのは大丈夫。むしろエンマとキリアちゃんが張り切り過ぎちゃってる位かな?』

そう苦笑いしながら告げるラミア。向こうもヘルメットを被っているので雑音が混ざる事はあまりない筈なのだが、彼女の声の背後からは確かに激しい爆音などが聞こえる。

(エンマにキリアか……)

何者であったか検索をかける。
罪音エンマは、赤茶色の髪に赤い目をもつ、これまたレイキと同郷のボカロだ。それが示唆するように服装はやはりどこかの民族のような感じである。
それに対し、霊留キリアは作戦会議の際発言していた凱瑠クロアと同じ出身で、リボンで結ばれた髪の毛、金のつり目、動きやすそうな服装が活発そうな印象を与えてくる。

(更に、エンマは正義を振りかざす者を嫌悪していて、モンスター好きであるキリアには今回の作戦に当たってびんぞこからとあるモンスターを模した特別な機械兵装が支給されている、か……)

……それは張り切ってしまう訳だ。
陽動班は六人程度で構成されている筈だが、殆どその二人が活躍してるんだろうな……

「ははは……頼もしいですね。それで、一体どのような件で連絡を?」

『あ、そうそう、忘れるところだった。これってシグ君に声届くようになってる?』

「ああ、はい。その設定です」

このメット、親機同士の会話に子機は参加できないが、会話の内容を聞くか聞かないかについては親機が設定できる仕様になっている。懲りっぷりが本当に無駄だ。

(俺に何か用なのか?)

特に接点はなかった筈だが……思いつつ耳を澄ますと、ラミアはとんでもない事を告げてきた。

『ボカロ☆男の娘同盟に顔出してね。シグ君は隠れみたいだけど恥ずかしがる事ないからね!それじゃ!!』

(うげぇ……)

そういえば、虚空音ラミアは男性型なのに女性的な服装を好む、いわゆる世間一般でいうところの男の娘であった。彼が波音リツと知り合いで、例の件について聞いている可能性は充分にあり得る事なのだ……ああ、なんてこった。

「男の娘同盟?……シグ、まさか、お前……」

「ち、違う、色々あったんだ……」

疑いの眼差しを浴びせるデルに必死で言い訳を試みる。ラミアめ、何もこんな所で言わずとも……ていうかたったそれだけの為に通信すんなよこんな時に……!

「二人とも、指令班から通信です」

その時ようやく雑音から通信が入った。デルの意識が逸れ、俺はほっと息をつく。何故こんなに苦労しなくてはならないのだろうか……俺は何もおかしくないに。

『ようやく繋がったわね。陽動班と通信してたようだけど?』

「ああ大丈夫です、何でもありません」

『そう……そこから階段を上った次の階に目標のアイテムがある訳だけど、やっぱりその階層は外側からの電波が一切通らないようになってるみたいで、実際に先に突入したB班と連絡がとれないの。だから、指示も警備員の位置の把握もできない。気をつけてね』

「はい、わかりました。……二人とも、覚悟は出来ていますか?」

レイキが通信を切り、真剣さの漂う声で問いた。それに俺ははっきりと答える。

「もちろんだ。だが、重要なのは覚悟のあるなしじゃない、やるか、やらないかだ」

「そしてお前はやらない方という訳だな」

「おま、人がかっこつけてる時まで横槍入れんじゃねえよ!!」

俺の叫びを聞き、デルは嘲笑する。本当にいけ好かない奴だ。

「は、それっぽい言葉を並べただけじゃねえか。薄いんだよ」

「んだとおゴラァ!!っ!?」

急に体が動かなくなる。ただならぬ気配を感じそちらに目をやると、メットの上からもわかるほどに冷たいオーラを漂わせるレイキの姿が。レイキだけに……いやすみません。

「いい加減にしろ」

「……ハイ」

普段温厚な人がキレると本当に怖いんだと、俺は身にしみて理解する事になった。

◆◆◆

八階に潜入してからの俺たちの動きは、遅々として進まなかった。

「こっちだ!」

「くっ……」

今回も間一髪、デルがギリギリで壁の凹みに身を隠した所を、警備員のライトが照らす。

「……行ったみたいですね……」

「ふう……なあデル、これで一つ貸しだな」

「馬鹿いえ、あの程度テメエの助け無しで乗り切れた」

「はっ、どうかな……」

「……二人とも」

一段落着く度に軽口を叩き合う俺とデルをレイキが諫める。もはやパターン化した会話の中にも、確かに疲労が見え隠れしていた。

「しかし参るな、本当に他とは警備レベルがダンチだ……監視カメラと巡回警備の間に殆ど隙がない……」

「陽動の影響も受けてなさそうだ……こうなると八階にクリプトンの今まで培ってきた技術の全てがあるって噂が信憑性を帯びてくるぜ……ん、な、なんだ!?」

突如として鳴り響くアラーム。
暗闇を歩く俺たちの視界が眩い光に包まれ、前が見えなくなる。

「まさか、クロアさん達が!?」

「さあな……とにかく任務は失敗だ!逃げるぞ!!」

ようやく目が慣れ始めたが、明かりの下ではこの姿は極めて目立ってしまう。見つからないようにしなければ……と走っていると、別の道から同じように黒ずくめでヘルメットを被った者の姿が見えた。そちらも辺りを見回す途中で俺たちの存在に気付く。

「なんだ?仲間か!?誰だ!?」

「いや、組織のロゴが入ってない!」

(……何者だ……)

「……」

突如現れた謎の黒ずくめ。
そいつは無言のまま身構える俺たちの方へ走りーーそのまま通り過ぎた。

「な、なんだったんでしょうか……」

さあ……と答えようとした所で、背後から激しい物音が迫ってきた。振り向けば、そこには無数の警備ロボ、そして奇術師のような格好をした二人のボカロの姿が。

「侵入者、待て!!ってあれ、増えてる?マジック?」

「馬鹿言え、味方と合流しただけだろ……。どちらにしろ俺たちのやることは同じだ。行け!!」

青い方の指示を受け一斉に襲いかかる警備ロボ。更に二人が投げてきた手裏剣のような何かを回避しながら、俺たちは慌てて逃走に入る。

「これってまさか、押し付けられた!?」

「畜生あの黒ずくめ最初からこのつもりだったのかよ!!次会ったら許さねえ!!」

「今はそれどころじゃありません!シグさん、あの二人の詳細情報は!?」

「今検索してる……」

赤と青の奇術師。キーワードを使い俺の脳内から奴らの情報を探す。この作業、他の行動をしながらだと非常にやりづらいのだが……四の五の言ってる暇はない。

「出た!赤が戯音マイ、青がサウ!!鏡音系の派生らしい!使用武器は……」

「トランプだ!なんつうもんを武器に……だがこの程度なら……!!」

奴らの投げたそれらは、俺達の横を抜けた後大きくカーブし反対側の壁に刺さってゆく。無駄とも言えるその動きが指し示す意味に、俺は気づいていた。
確信を持って叫ぶ。

「だけじゃない!!」

「何!?ぐっ!!」

デルが疑問符を浮かべた瞬間、俺たちの体ががくんっと動かなくなる。まるで何かに縛られるように。
俺の口から舌打ちが漏れた。

(遅かったか……!)

「こ、これは……ワイヤー!?」

レイキの口からその正体が明かされる。
戯音姉弟の手から壁のトランプへと無数に伸びる細い糸が、俺達の動きを束縛しているのだ。
動けないでいる俺たちに、奇術師達はゆっくりと歩み寄る。

「モニタールーム、こちら戯音隊。侵入者三名の捕縛に成功した……。」

「ふっふっふ……私たちから逃げようとなど、実に愚かだねぇ君たちは……」

「あっさり引っかかってやんの……。少しはトランプの軌道に疑問を感じなかったか?まあ、気づいても前に逃げるしかないんだがな……さて、」

「「まずはその顔を拝ませて貰おうかな」」

(く、ここまでか……)

俺とデルのヘルメットに手がかかる。
なすすべもない俺たちが諦めかけた、その時。

ダァン!!

「「くっ!?」」

響き渡る銃声。俺の肩を何かが掠め、サウの持つ通信機を破壊した。更に続く無数の銃声が、正確に警備ロボを撃ち抜いてゆく。
戯音姉弟は後ろに跳び、俺たちの更に背後を睨み付けた。

(な、何が……)

あまりの急展開に呆気にとられている俺たちの身体が、これまた急に自由を取り戻す。
振り向けば、銃を構えた二人とナイフを持った一人、合わせて三人の黒ずくめの姿が。その胸には、はっきりと《BINZOKO》の文字が刻まれていた。

「実行B班か!!」

俺は思わず歓声を上げた。
親機同士の会話は、電波が一旦外部を経由するため彼らと今言葉を交わすことはできない。
そのため連絡も取れていなかった事を考えれば、まさしく奇跡のような出来事だろう。

「もう!邪魔しないで!!」

「落ち着けマイ……!このままじゃ勝ち目がない、退くぞ……!」

6対2となり一気に形勢は逆転した。この状況での戦闘続行の無謀さはわかっているのか、悔しそうに二人の奇術師は去っていった。

彼らの姿が見えなくなったのを確認し、向こうは会話の為ヘルメットのバイザーを上げた。俺たちもそれに倣う。

「ふう……危なかったな、あんたら。感謝してくれよ」

「何言ってるの!クロア君がヘマしたのがそもそもの原因でしょ!!」

「その……通り」

クロアのセリフにメンバー二人が突っ込みを入れる。
先に発言したのが写音ミラー、レイキと同郷で銀の髪に青紫の瞳をもつ。
その後に発言したのが魁流イアル、金髪で眠そうに細められた赤眼が特徴的で、こちらはクロアと同郷だ。

「あーもう、いーだろ別に、目的の物は回収出来たんだからさ
ー」

「そうなんですか?」

「ああ、その後見つかっちまったんだ」

クロアは言葉と共に小さな黒いケースを見せた。
これが目的の品なのだろう……思った以上に小さい。

「ならば、思い残す事はありませんね。ここにあまり留まるのはまずい、早く戻りましょう」

言い、レイキがバイザーを下げる。俺達は急ぎ八階を後にした。

最近漠然とし過ぎた不安に襲われてます。まあそれは置いといてプロジェクトミライ楽しみですね。

余談だが弟が精神病になった。\やべぇ/


性別・平均寿命が短い方
年齢・結婚が出来るようになる年齢
彼女いない歴・年齢と同じ
精神年齢・永遠の中二の夏
知能・ゴールデンレトリーバー以下
好きなもの・スルメ、バナナ、神話、どこか切ないけど楽しい物語
嫌いなもの・セロリ、昔の自分
好きな楽曲・Dear ユラギ
好きなボカロ・弱音ハク Lily
最近一番嬉しいこと・ピアプロで新着メッセージのお知らせがあった時

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    読ませていただきました!!
    とっても面白かったです!
    私の亜種を出してくださり、ありがとうございました!
    とても、文章の構成などが上手く、憧れます(´∀`*)
    今後の話も楽しみにしています(`∀´)
    ブクマもらいます!

    2011/06/11 09:50:01 From  景龍夜 活動停止中

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    メッセージのお返し

    おお、ありがとうございます!
    なら良かった!他の方のキャラを出す以上、面白くしない訳には行きませんからね!!
    いえいえ、こちらこそありがとうございますそしてすみません!!←
    まだまだ修行中です!これからも精進せねば!!
    はい、これからも亜種お借りします、お願いします!!
    ブクマ光栄です!!

    2011/06/11 10:40:46 瓶底眼鏡

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