1A
雨晒しのヴェランダ
転がされた躯は濡れていくのに
冷めたぼくの体温は
もうこれ以上下がらなくて
隣人たちの声は
神様なんていない
と仄めかすように自己完結した

1B
指先ひとつ
動かすことも諦めて
ぼくは透明な檻から出られない

2A
灯りのない玄関
閉め出された裸の幼い身体
縋るぼくの泣き声は
ただひたすらにドアを叩く
暗闇の中ひとり
ゆるして ごめんなさい
と繰り返しながら怯え続けてた

2B
今では全部
抗うことを諦めて
ぼくは透明な檻から出られない

1S
苦痛の数だけ重くなる枷
捨てて忘れて消して壊して
それが出来ないなら
ぼくはいなくなりたい

1S
疵痕の数だけ重くなる過去
消して忘れて捨てて壊して
それが出来ないから
ぼくはいなくなりたい

C
もう
愛されようと
無駄な努力をするのは止めた
だってそれは
本当ならそんなことしなくたって
とっくに手に入ってるはずだから
だからぼくは

2B
今では全部
生きることさえ諦めて
なのに透明な檻から出られない

2S
生殺与奪
ぼくはどうして なんで ねえ
錆びた狂気の中から誰か出して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

虐待をテーマにしてみました。

閲覧数:130

投稿日:2020/11/21 03:57:58

文字数:483文字

カテゴリ:歌詞

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