千円札の肖像画は漱石の方が良かつた            
石ころでもみんなが認めればお金になる           
物々交換は明るいレンガ運びの発明だ            
積み上げる人との間にそれがあり
僕らは止まらない流れの中に乗る

昔読んだ南洋一郎先生の本に書いてあつたよ
アフリカで一番強い猛獣はサイだつて
一人で歩いて行かう約束したのなら 
一円玉の詩をレシートの裏に書き込んで
いつの間にか弱い雨が止んでしまふその前に

誰彼の見境もなしに声だけが聞こへてくるよ
自分の積み荷は他人が運んでくれるものらしい
お前の仕事を手伝つてやれないのはお互ひ様さ
何かしなければといふ思ひは一人で背負ふもの

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荷物

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投稿日:2018/07/30 17:36:00

文字数:307文字

カテゴリ:歌詞

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