むかし昔、ある所に五色の花が咲いていました。

そこへ、白と黒の花が入って来ました。

五色の花と二色の花は仲良くなりました。

しばらくして、白の花はある事件で姿を消しました。

白の花をよく思っていなかった黒の花はある計画を立てました。

黒の花は五色の花に

「白の花は五色の花を殺そうとしている」

と、嘘を言いました。

それを信じてしまった五色の花は白の花を嫌いました。

そこへ、白の花はまた姿を見せました。

しかし、白の花は見に覚えのない罪を着せられ一輪だけになりました。

仲良だった五色の花からは

「白の花なんてもう中間じゃない」

と、言われ続け
白の花は泣き続けました。

そんなある日、黒の花が白の花の所にやって来ました。

そして、白の花は黒の花のせいでみんなからいじめられていることに気づきました。

白の花はそのことを五色の花に言いました。

しかし、皆信じてはくれませんでした。

最後の光も失った白の花は感情が壊れ漆黒の黒の花となりました。

そしてあることを思いついたのです

「六色の花を殺す」

その計画を立てるために元、白の花はまた姿を消しました。

そして、黒の花はとても喜んだのです。

月日が流れたある日、
漆黒の黒となったはずの白の花がまた白色になって戻って来たのです。

そして、六色の花に

「モノクロの世界にようこそ」

と言って

白と黒だけの世界に連れ出したのです。

六色の花は訳が分からなくなりました。

そして、白の花は六色の花に刀を向けました。

五色の花はそれに反応して刀を抜き切りかかってした白の花に抵抗をしました。

しかし、抵抗は意味がなく五色の花は切り裂かれました。

残った黒の花は逃げようとしました。

しかし、逃げ場などなく切り裂かれました。

最後に残ったのは

赤色となった

元、白の花だったのです。