長すぎて疲れてしまった
狂いだす雛鳥の助走
スタートラインに立った頃
羽は汚れ醜い姿
固い殻を破ったのは
そこが窮屈だったから
はじめての風が頬を撫でる
高く大きなラムネの空に
呼吸を止めて飛んだ
低く自由はないけど啼いた
触れた景色に苦しさも忘れて
だれかの視線を気にすれば
一瞬で心は消えてた
静かな湖畔で抱く孤独
あなただけは味方でいてね
まだこの場所に居たいのは
今日は月が綺麗だから
暗闇が教えている光
深く冷たいガラスの海に
迷いや嘘は捨てた
もう子供ではいたくないんだ
後悔も良い
笑って踏み切る
言葉を塞ぐ咽のビー玉
カランと音を鳴らす
取れないのなら このままでいい
私を赦してあげよう
高く大きなラムネの空に
呼吸を止めて飛んだ
低く自由はないけど啼いた
触れた景色に苦しさも忘れて
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