雨が嫌いだった
暗くて寒くて音が消えるから
過ぎ去る車は早くてパシャリ、水を跳ね上げた

雨が嫌いだった
深い水溜り靴が濡れるから
傘を持つ指が風に吹かれて震えだしてる

晴れた日の空はあんなにも
とても綺麗だと言えるのに
同じ世界と思えない程
足元ばかり見てしまう

明日が晴れれば空を見れるかな
吹き出す風にも手を伸ばせるかな
濡らした服でも叱られないかな
涙が溢れるから雨が嫌い


雨は嫌いだった
暗くて寒くて音を探すから
一人の部屋すら怖くて誰かに怯えてしまう

雨は嫌いだった
拙い言葉で頬をぬらすから
鳴り出した奥歯、口を塞いでも聞こえている

晴れた日の空はあんなにも
嘘みたいに幸せだから
同じ世界と思えない程
温かい夢を見てしまう

貴女が笑えば傍にいれるから
差し出す手のひらギュッと握るから
言う事聞けるよう努力もするから
姿が薄れるから雨が嫌い


涙が止まれば歩けるかな
瞼を開ければ前を見れるかな
あの日の貴女がまたあの日の様に
抱きしめてくれるかな、笑いながら

愛した笑顔で呼んでくれるかな
頭をやさしく撫でてくれるかな
両手を繋いで歩き出せるかな
涙が溢れるから雨が嫌い
雨が嫌い
貴女が好き
だから雨が嫌い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

雨が嫌い

閲覧数:37

投稿日:2019/12/09 19:11:17

文字数:522文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました